弦楽器

⑤ジャンクベース ネックの塗装剥離などなど




 

さて、少し前に仕入れたジャンクベース、
rbx700rs.jpg
1992年製のヤマハRBX700RSですが、分解をしたのは先のブログの通り
202001151.jpg
これの主たる目的は塗装のリフィニッシュ。
しかもスーパーナチュラル仕上げ。
で、なんやかんやで本体の塗装はがしも終わりまして、次はネック。
まずは・・
2020011812.jpg202001181.jpg
ロゴとシリアルを残すためにマスキング。
これは目印ですね。
研磨だとマスキングごともっていかれますから。
上の画像(分解の図)で見てもらうとわかりますが、すっごい焼けてるというか色が変わってますよね。
木の素材も違うし、こっちも確認しないとなぁ・・と思いつつ
2020011813.jpg2020011814.jpg
先にボディを#400で研磨。
今回の塗料はつや消しなので下地は#400まで。
#1000までいくと光沢が出ちゃいますので、塗装ムラがわかりやすくなるんですよねぇ
ただ#1000で磨いた木のツルツル感はたまらんですよね。
#400でも普通にツルツルですが。
で、見ての通り、木目がいい感じになりました。
iPhoneで撮影すると、ちょい黄味がなくなって暗いんですよ。
たぶん、これはホワイトバランスの問題だと思いますが、画像処理で色を強くしたりすると
ノイズが乗ってるようにも見えるので撮って出ししておきます。
え?加工したのみたい?
はいこれ
2020011811.jpg
ちょい黄色と赤味が強くなて明るくなってるでしょ?
これが実際のイメージに近いかと。
で、その後、ネックの塗装剥がしにかかるわけで。
色塗装部は#320+ディスクグラインダーでサクッと。
で、それ以外は平面部は#80のサンダー
ネックの丸みがある部分は#60の研磨スポンジブロック+サンドペーパー+研磨パッドでサクサクと削っていきます。
ネックの丸いところはディスクグラインダーやサンダーだとやりすぎて歪になる可能性があったので
研磨スポンジブロックで長い方向にスライドさせて皮むきをする・・て感じですね。
これがまぁなかなか時間がかかる。
そもそも
2020011815.jpg
ネックジョイント部分だけの研磨でも結構時間が。
塗装を見てるとやっぱシーラー入ってますね。
シーラー+クリア。
その2つが日が当たるところは黄変している感じ。
白い木が出てくるまで相当削りました。
まぁ、浸透しているシーラーは削るしかないので。
なのでネックの傷や打痕も綺麗に消えました。
それでもまだ完了してません。シーラー層までなかなかいかんもんで。
ちなみにネックはそれだけ細くなります。
そもそも塗装を落とすだけで30μmほど削ると思うので。
ボディなんかはもっとあったような。。
でも塗装はネックの硬さに影響はないはずです。
表面の硬度は2Bくらいありそうですが、曲がるので。
ただシーラーをなくすと柔軟性は出るように思ったり。
ねじれとかは元の木の使い方の影響のほうが大きいはずです。
ってことで、絶賛継続研磨中。
ちなみにロゴの部分ですが・・
2020011817.jpg2020011816.jpg
こうなりました。 リューターで細かく整えました。
この塗装と木の段差が結構なもんで(笑
まぁ、塗装が乗るので軽減されますが。
で、
2020011819.jpg
完成イメージがなんとなく見えてきました。
あ、そうそう、打痕や角当て痕は全て研磨でわからなくしました。
つまり、今このベースはそれらの傷がありません。
リフィニッシュもピンキリですが、どうせやるなら下地はきっちりしておきたいですね。
ということで、今日はここまで〜

 

  


 

 
 
 
  


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