弦楽器

YAMAHA RBX バラバラ事件

さて、三河安城から連れて帰ってきたRBX(右から二番目のやつ)。
繋いだら普通になりますし、ノブもそこまでおかしくなく、
弦がちょいへたってるくらいでネックもいい感じだしフレットも大丈夫。
となるとやっぱボディの塗装のやれがジャンクな理由だったのか?・・とか思いつつ、
どうするか悩むんです。
でもまぁ、30年前の汚れは落とすべきなんだろうなぁ・・と思ったので、OHすることに決定。
ほら、各部に汚れがたまってたりしますやんか?
それの対策です。
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で、外した弦がこちら。
ね、ピカピカでしょ?
ちょっと伸びて痩せてましたが極端でもなく。
伸びてるのでサステインが伸びる伸びるw
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フレット・指板もこの通り。
買ってきたときは全部変色してました。
私がちょっと弾いたらそこだけ色が落ちたって感じ。
よく見てもらったら摩耗ほとんどないんですよねぇ
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そんな感じですが、ボディは弾き傷というより磨き傷が多いわけで。
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ネックもまっすぐ。
何度ゲージあてても隙間なんかできません。
で、分解をすすめていって・・
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こんな感じになりました。
ネックジョイント部は・・
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こんなのが。
両方「K」と印があります。
Kはたぶんボディとネックの製造月、4月を表してるかと。 
こやつはシリアル(アッセンブリー)が6月なのでそんな感じですね。
500てのはモデル名でしょう。
800てのもモデル名かと。
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500のちょい上位にボディ素材が違うやつがいますが、ネックは同じってことなんでしょうね。
いやぁ、こういうの面白いですよねぇ
でも肝心の製造年がやっぱわからんままです。
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86~89年のいずれかですが、ヒントがなく。
たぶんインターナルコードがミソなんでしょうね。
まぁ、これだけ古いと3年なんて誤差ですけどねぇ
で、ネックを分離する時に・・
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ネック側に塗料を持って行かれました。
これはおそらく今まで持たれてた人がクリーニングするときに薬剤がこの隙間に入ったんでしょうね。
で、乾燥が遅くて塗装を抜けて下地まで到達。
で、密着がダメになって剥がれた・・かと。
古い楽器あるあるかもですね~
で、各部清掃するんです。

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このジャック、日本製でした。
で、綿棒にピカールつけてしこしこ
どえらく汚れが堆積してました。
こういうのを見ると、音云々いうまえにこういうメンテのほうが重要ちゃうんかな?・・とか思ったり。
抵抗値変わりますからねぇ
>

楽器って相対的に比べないと良し悪しなんてわからんですし、
評価は主観で人それぞれですから、何がよくて何がいいってのもいい加減なものなのかもしれませんね。
ほら、よく深みがある・・とかすごく澄んだ・・とかありますやん?
あんなの配線とかアースの取り方で変わりますし。
そんなことを思いつつ、
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ピックアップも磨いてました。
この時期のヤマハのこれらってこういうパーツも内製がおおかったらしいんですけど、これはどこのかわからなかったです。
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で、塗装が剥がれたとこは気休めのタッチアップ。
色はアウディのファントムブラックパールですw
で、しこしこ清掃を続け・・
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ペグも磨くんです。ピカールもしくはマザーズのコンパウンドで。
これらの磨きの最終仕上げは車用の液体ワックスです。
これを塗ってしばらく放置してふきあげるとヌルヌルに仕上がります。
そうそう、ペグは・・
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GOTOH製でした。
これ、今も売ってるモデルですが、1個2000円ちょいします。
そんな感じですが・・
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先日、「もしかしたら改造されてるかも?」は間違い。
全部純正っぽいです。
ちなみにポッドは全て接点復活剤投入。
動きが渋いトーンポッドはシャフト部に556投入。
全体を清掃して通電確認してフィニッシュです。
これ、ジャックに戻るアース線追加したらいいんちゃうの?・・とか思ったりw
ということで、やっぱり古さとボディ塗装のくすみがジャンクの理由だったのかな?
そんな感じで作業進行中です。
ボディはコンパウンドをがっつりかけてツヤ戻るまで磨き込みますよ。
もしハゲたら全部塗装をはいて木目調にリフィニッシュします。
まぁ、たぶん大丈夫ですけどw
ちなみに今回新たに組む弦は・・
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ダダリオです。
これだけ手をかけても組んだ後の音はちょい変わるくらいなんでしょうねw
やった人にしかわからん程度の(笑
さて、どんな感じに仕上がるんでしょーか?
でわみなさま、連休満喫してくださいませ~


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