自転車(ロードバイク)

8年間分解整備なしのロードバイクをOHしてみる【組上げと調整と仕上げ】

さて、なんやかんやでOHしたちゃりは納車したのでこの件も今回でフィニッシュです。

えーっと、どこまで書きましたっけ?(笑
そうそう、洗浄しまくった話ですね。
で、その後は組み上げです。
まずはBBからですね。
基本組み上げ時もネジ部の洗浄、グリス塗布で進めていきます。
イメージ 1

なのでここも洗浄、清掃し、ピカピカに。
で、パーツのネジ部にリチウムグリスを塗って組み込みです。
くみ上げはシマノのマニュアル通り。え?端折ってないですよw
ちゃんとトルク管理はしてますよん。
で、
イメージ 2
イメージ 3

この通り取付けていくわけで。
洗浄してオイル漬けにしてたチェーンももどします。
ピンは再利用。オーナーにはそこだけ定期チェックよろしく言うてますが、
わたしも同様にしてトラブってないので大丈夫でしょう。
で、前回に書いてた「白い」やつですが・・(ハアハア
イメージ 4

その正体は
イメージ 5
ケーブルグリスです。
別名シリコングリス。
これをシフトワイヤー全体に塗りこみました。
STI内部もね。
で、摺動の悪い所はチェックして修正。
アウターのキャップは手持ちの余っていた・・
イメージ 6
イメージ 7

ノーズ付きのキャップに交換。
あ、アジャスターなども分解し洗浄、グリスアップしてます。
STIは稼動部に潤滑剤とグリスアップ。
で、ブレーキは・・
イメージ 8

シューを取って洗浄・清掃
で、シューは・・
イメージ 9

こんな感じになってました。
これは後輪ですが、シューの上、右側がおかしいでしょ?
そうです、段ができてます。
どういうことかというと、ホイールのリムからここの部分が外れてたみたいです。
で、摩耗でカントもなくなってました。
表面の付着物もすごいですよね
なーのーで、
イメージ 10

サンダーで表面をやすって段部分と付着物を取りました。
で、
イメージ 11

位置を合わせて仮固定、それからカント調整に0.5mmの板を左右に挟みます。
で、レバーをにぎってしっかり圧をかけた状態でシュー固定ボルトを緩めます。
それでカントが付いた状態になるので再度固定ボルトを締めて完了。
で、順不同ですがホイールはバランス取りしてます。
イメージ 12

振れ取り台に乗せると重たい箇所が下になります。
その真反対に1gずつ1円玉をセロテープなどで貼付けて、
90度回してから手を離すと足りてるか、足りてないかがわかります。
で、それらで調整して・・
イメージ 13

バランスウェイトを貼ります。

これでどの位置に回して止めても動くことはありません。
つまり、バランスが取れて回転時に偏心して乱れることが無いってことです。
このフルクラムレーシング1は元々それなりに出来が良いので、
追加するウェイトは前後とも1.5gで済みました。

v>

あ、そうそう、
ディレーラーハンガーの曲がりもこの通り。
イメージ 14

綺麗に並んでます。
パーフェクトです。(自画自賛)
ディレーラーの調整ですがRDは悩むことなく。
FDはちょっと11速とは勝手が違ってましたね。
あ、ロングアームのFDとは違うかも?
なんにしても問題なくセットしました。
あ、そうそう、FDはリアがローの襷かけでもシフターを入れただけでアウターに変速できるくらいちょっと極端にしてます。
つまり、トップ側でアウターに変速すると気持ち詰まった感がある感じ。
どのみち何かあれば再調整するつもりなので、その仕様で様子見です。
で、最後はガラス系のコーティング剤でコーティング。
イメージ 16
イメージ 17

ぬるっとテカテカです。
ということで、
イメージ 15

無事完成。
イメージ 18
イメージ 19

ええ感じの仕上がりです。
で、
イメージ 20

作業内容をまとめてフィニッシュです。
ザ・道楽(笑
そんな感じで8年間分解整備してないロードバイクのオーバーホールは終了です。
わかったこと
・油脂と汚れが固着したものが積層するとタチがわるい。
 もちろん動作も重くなる
・ディレーラーハンガーが曲がってると音がおおきい
 まぁ、当たり前ですね
・それだけの状況でも乗り方が丁寧だとパーツの消耗は少ない。
 メカでガタが出ている箇所はなく。
 この頃のシマノは耐久性が良いと聞きますが、ホントみたい。
・8年選手なフレームも全然問題なし
 誰ですがカーボンフレームの寿命は・・言うた人は?
まぁ、乗り手次第でそれらの消耗も変わりますので、
8年だから・・はあまり関係ないかもしれませんけどね。
いやぁ、自転車整備って楽しいなぁw
おっきいプラモデル的な何か。
みなさんも是非!(笑


Follow me!

-自転車(ロードバイク)
-

PAGE TOP