みなさん こんにちわ あるいは こんばんわ。
さて、本日は選挙ですね。
朝からテクテク歩いて向かいましたが、いつもより人が多かったように感じます。
選挙といえば投票用紙。
出典:ムサシ
この投票用紙について何やら陰謀論を見かけたので今日はその豆知識でも。
投票用紙って鉛筆で記載しないといけませんよね?
その理由ってご存知でしょうか?
そもそもこの投票用紙は普通の「紙」だと思いますでしょうか?
これ、何気に特殊なんですよ。
まず何故「鉛筆」でないとダメなのか?
改ざんのためか?(笑
そんなわけはありません。
答えはボールペンなどの「インク」ではこの紙面上では乾きにくいから。
どういうことか?
浸透性が無いといったほうがいいでしょうね。
その特殊な点を説明しましょう。
まず、この投票用紙、合成紙と言われるものです。
いわゆるユポ紙です。
紙とついててもそれは見た目のみ。
実はポリピロピレンが主原料なんです。
つまり、プラスチックです。
出典:ユポコーポレーション
構造はこのようになってます。
特徴は
出典:ユポコーポレーション
このように水に強く破損しづらいから。
そして選挙向けなのが・・
出典:ムサシ
この機能。
合成紙で折り曲げにも強く、折っても自然と開いていきます。
開いていきやすい、もしくは折れにくい・・と言ったほうがいいでしょうね。
なので開票作業がスムーズにいくということですね。
で、樹脂なので吸収しません。つまり浸透乾燥しないんです。
なので、インクなどはフィルムの上に乗るような形で乾きにくくなります。
サランラップなどにボールペンで文字がかけないとと同じ理由です。
投票の場合、書いてすぐに投票しますよね?
乾かないと文字が消えたり滲んだり、他のものについたりするのでNGなんですよ。
つまり鉛筆以外は、「1票が無駄」になる可能性が高くなるということです。
鉛筆は表面に炭が残っているようなものなので浸透ではないんですよね。
フィルムでは書けませんが、ユポ紙の表面を凸凹に加工(コーティング)することで、筆記性を上げています。
印刷ではユポ用の超速乾インキを使ったりしますが、汎用速乾インキでも使えるスーパーユポというものもあって、
それは割と汎用性は高いですが、それでも普通の紙と比べると乾燥時間はどエラくかかります。
ちなみに印刷物のインキってのは完全乾燥まで30時間程度は必要です。
※表面だけでなく中身までの乾燥という意味
で、何故ユポを使うのか?・・ですが、破損や開票のしやすさ以外にこういうのも使うので。
出典:ムサシ
自書式投票用紙読取分類機ぃ〜
これで手書きの投票用紙を自動で分類するんですよ。
そのために、投票用紙は開きやすく、また破損しずらい必要があるってことですね。
たかが紙ではないということがわかりましたでしょうか?
なので投票は鉛筆をつかいましょうね。
それが確実です。
清き1票を間違いなく投じるために。
もしボールペンなどをどうしても使いたい場合は、書いてから完全に乾くまで、一生懸命投票用紙を振って乾燥させましょうね。
摩擦係数調整と鉛筆の炭が入るようにするために表面に凸凹があるので時間をかければある程度は定着しますので。
浸透乾燥はしませんが。
それでも密着性に難があると思うので、完全ではないですよ?無駄になる可能性を承知の上でそうするならいいと思います。
ちなみにこれに陰謀論言い出したら全てがNGになりますよ。
オンラインなどでタッチ式はもっと改ざんしやすいわけですし。
理由がそれぞれあるってことですね。
尚、出典にムサシとありますよね?
なぜムサシという名か?
ひ・み・つ♡
本日はここまで。
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