普段の日々

木製 オープンタオルハンガー をDIYでリフィニッシュ(笑





 


ベースのリフィニッシュをしてますが、塗装が納得いかないので・・

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またバラしました(笑
2回目となるとほんと早いですよね。
15分くらいで分別まで含んで終了。
これを400番の研磨シートでさっと表面をさらって、
今度はバーテンダー並みのシェイクを加えてきっちり攪拌した塗料を塗りますよ。
この光の反射がなくなって艶消しになり木材の風合いがグッとあがるはず。
それを先に木製のタオルハンガーで実験してみました。
元はこれ
202003101.jpg
たぶん木はアッシュですが、無垢かシーラーくらいだったんでしょうね。
水気などが通った結果、カビが出て汚れとなってました。
でもって白化も進んでました。
一部、木材の割れも。
割れはボンドで戻します。
汚れが激しいところはここ
202003102.jpg
水分を吸って木目が開いて凸凹に、そこにガビ出て、乾燥して汚れで残ってます。
これは木目の中に入ってるので、全部は取れないのは前提で進めます。
※カビは完全に乾燥してて増殖しませんし、塗膜で塞ぐので適当でOKです。
用意するのはこれ
202003105.jpg
250番と400番の研磨シート。
ざっと250番で荒削りして、400番で整えます。
木材なので400番くらいで止めてても大丈夫です。
で、
202003106.jpg
こんな感じで研磨だけでもそこそこ綺麗になります。
でも水で膨張・収縮して結果凸凹になった木目は残りますのであしからず。
で、塗装をしていきます。
202003107.jpg

使う塗料は某ゼネコンに納めてたやつ。

水系ですが、硬化剤がいる2液タイプ。

10:1で混合して使います。

用意したのは混合後5.5g程度。

可使時間(=硬化剤を入れてから使える時間)は8時間くらいです。

それの全艶消しです。

艶消しといっても艶消し度合いで色々とあります。

一般的には目一杯艶消しが全艶消し、

5割くらいが5部艶、そんな感じです。

まぁ、微妙な差は感覚的な部分なのでメーカーで変わると思いますが。

塗装は2回行います。

下塗りして乾燥後(常温24時間後)にもう一回塗るって感じですね。

ちなみに刷毛塗りです。

202003108.jpg

で、ペタペタ塗っていきます。

めっちゃ吸い込んで色が変わってますね。

この吸い込みの程度で使う塗料の量が変わってきますが、かなり吸ったので3gほど追加しました。

202003109.jpg

で、こんな感じにしっとりとなりました。

乾燥したらこの吸った見た目は普通に戻ります。

で、24時間後にもう一回塗装。

ちなみに2回目は1回目で目止めができてるので塗料の量は少なくなります。

2020031010.jpg

で、こんな感じになりました・・が、

見ての通り光が反射してます。

つまり、光沢があるってことです。

完成イメージはこれでないので、昨日書いた通り塗料のチェックをするんです。

で、マット剤が沈降していてほぼ光沢あり(=2分艶消しくらい)になってることに気づきました。

で、これはいかーん!・・てことでバーテンダー並みにシェイクして分散。

で、塗り直すわけです。

で、仕上がったのがこれ

202003103.jpg

はい、艶が消えていい感じになりました。

例の部分もこんな感じ。

光の反射もなくいい感じです。

この見た目でしっかり造膜されてて水も弾くし吸いません。

202003104.jpg

ちなみに作業前のは・・

202003102.jpg

これ。

綺麗にしあがるもんです。

このタオルハンガー、多分15年以上使ってます(笑

物持いいですよねw

今回のリフィニッシュでもっと長く使えそうな予感。

そんな感じですが・・

2020031011.jpg

作業の流れはこんな感じです。

失敗なければ楽勝だったのに。

そうそう、塗装作業のヒントですが

・あわてない

・丁寧に

・刷毛目はレベリングでほぼ消えますので、しつこく消そうとして撫でない

・乾燥はキモですが、表面が乾いても中が乾いてないことがありますのでご注意

・乾燥時間はきっちり取る。

・乾燥時間が終わってもその後は硬化が進みますので、二週間程度は放置がベスト。

・乾燥後のタック感も時間とともになくなっていくので焦りは禁物

そんな感じです。

あとは塗料の物性的な相性があります。

溶剤系なら同じ溶剤系を重ねるのがいいです。

密着や耐久性は一般的には溶剤系がいいです。

でも今回の塗料みたく水
系なのに一般塗料油性並みのものもあります。

弾く要素があるものは乾燥後の重ね塗りができないことが多いです。

リコートの可否で作業性はかなり変わります。

ちなみに木材用塗料の多くは浸透させるタイプが多いです。

造膜タイプとくらべ耐久性は低くなります。

で、木材は水分を吸いますので、水系塗料を薄めて使ったら

水をガバッとすって木目が凸凹になることがありますので、

吸いやすい木であれば希釈なしのほうがいい結果になることがあります。

そんな感じですが、私が使ってる塗料は本来は木材ターゲットになってないタイプです。

某ゼネコンの木材用途での試験で驚異的な結果が出て採用いただいたのですが、

既存木材用塗料では同様なものがないのは間違いないです。

難点は高い(笑

さて、ベースも塗り治そうかな?

ということで今日はここまで。




  


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