普段の日々

【勝手な】トヨタの思惑【想像】

さて、2月末におこなった断捨離のゴミ。

27袋くらいあったのをごみ収集日に出していい数の上限を
ずー・・っとちまちま出してました。
途中1回は都合パスしましたが、本日98%出し終わりました。
長かった・・ほーんと長かった。
本雑誌・ダンボールなどは2週目で終わりましたが、
やっぱ可燃ゴミは量がすごいってことですね。
今後は溜め込まないようにしようと思います。
あとは使わなくなったママチャリを粗大ゴミで出さなければ・・
そんな感じですが、昨日いただいたコメントのやつはこれですね

もう爆笑しますよね。
これ見て、「もしかして社長は中身がBMWって知らされてないんじゃ?」なーんてとんでもないことも思ったりするんですが、そう思われてもしょうがないくらいの行動かと。
新入社員、
(;゚д゚)ゴクリ…ナニイッテンダコイツ
そうだったに違いない。そうでないと逆におかしい。
そう思うんですけどね、昨日のデミオの件といい、
BMWスープラの件といい、メーカーでなくトヨタ商事になってる感が強いんですが、そんなところにこんなニュースが。
トヨタ、HV特許を無償開放
これぱっと見は「お!やるやん?」みたいに思っちゃうかもしれませんが、
私見たくトヨタ方式、いわゆるプラネタリーギアを介しているもので200Vを650Vまで昇圧しているやつだけどNAエンジンってやつが大嫌いなわたしみたいな人はまともにそう捉えない訳で(笑
内容ですが・・
「トヨタ自動車はハイブリッド車など電動車の関連技術の特許約2万3740件を無償で開放すると発表。
電動車の製品化に向けた技術支援も行う。
モーターやシステム制御などの技術が対象で、世界的に環境規制が厳格化される中、他社のHV導入を促す。
HV市場そのものを拡大させることで、関連する部品の供給量を増やし、コスト低減につなげる狙いもある。」
これが前置き
「開放する特許はトヨタが20年以上のHV開発で培ったもので、モーター関連約2590件、システム制御約7550件、充電機器約2200件など。期限は令和12(2030)年末まで。 
トヨタに申し込み、具体的な実施条件などを協議の上、契約を締結する。
技術支援は有償で、車両の電動化システム全体の調整に関する助言などを行う。
でこれが詳細
で、副社長のコメント
「トヨタの寺師茂樹副社長は「エコカーは普及してこそ環境に貢献できる」と強調。
トヨタの技術を活用したHVが他社から出てきても、「技術を進歩させ、競争力がなくならないようにする」と話した。」
なんだってさ。
つまり、これは無償提供いうてますが、早い話、技術提携しませんか?・・ていう話ですわ。
このシステムを売りたいんですね。
もっと拡大解釈すると、「#うちのエンジンとシステムそのままつかっていいよ(有償)」ってことですね。
そりゃそうですよ。
1から開発するの面倒でこれに飛びついてトヨタと契約するくらいならエンジンもそのまま載せますよね?
で、この裏はトヨタのハイブリットシステムがある意味窮地に立ってるともいえるんですよ。
副社長のコメント、「エコカーは普及してこそ環境に貢献できる」ってのがそれです。
トヨタの思惑以上に世界的に普及してないってことでしょう。
このシステムも長らくやってますが、根本的な部分はそのまま。
しかも高電圧なので、そこで難があるのも事実。
で、それでやってきたけど、他社はそのシステムを使わないわけで。
これがトヨタの思惑が外れてるところなんだと思うんです。
で、そろそろ特許切れも見えてきてるわけで。
そこに出てきた48Vハイブリットシステム。
そしてこぞって採用する欧米陣。
この48Vシステムってのは低コストなんですね。
それはサプライヤー主導で共通規格を作ってるので。
で、こうなった背景はEUのCO2排出量規制の都合ですね。
2021年までにメーカー平均CO2排出量95g/kmが義務づけられています。
ディーゼルやEVやPHVだけでは現実的でないので、
量産車に対応可能なシステムが必要になったわけです。
ちなみに48Vマイルドハイブリッドはベルト駆動のオルタネーターではなく、
スターター兼用のジェネレーターをエンジンとトランスミッション中間にマウント。
従来のマイルドハイブリットとは違います。
モーター出力は16kWもあったり、48Vリチウムイオン電池は容量1kW/hなど、
トヨタ方式より大きく劣るわけではないわけで。
でもってこれを活用して補記類電動化が進む結果、直6復活とか電動スパチャーなどの発展性も得ることができたりしてるのが現状です。
これの勢いは結構なもので、次期GOLF8などにも搭載されると言われてます。
ボルボの〇〇年までに電動化~・・もそうですよね。
そうなると世の多くの車にこのシステムがどんどんバカスカのっていくことになります。
トヨタは早い話、この状況に焦ったんじゃないの?・・と。
だから自社のシステムをこのタイミングで放出(というか技術提携で売り出し)をしてシェアの確保を目指した・・て感じかなぁ・・と。
これにはもう一つ絡む話がありまして。
イメージ 1
これはヴァレオが予想する未来予想図です。
見ての通りですが、2025年の段階ですでに48VがFHEV/PHEVよりもシェアとる予想に。
その後はもっと開いていきますね。
これ見てわかるのは2030年でも内燃機関だけが34%もあるってこと(笑
で、見ての通り、48VとBEVが増えてます。
FHEV/PHEVはほぼ変わらずですわな。
で、もういっちょ
ハイブリッド車のターボ装着率は3倍に増加、
2027年のパワートレイン予測…ボルグワーナー
ボルグワーナーは、ターボチャージャーの世界的な普及率は、2017年の43%から2027年には59%に増加すると予測。
ハイブリッド車の分野では、ターボチャージャーの装着率が2017年の20%から2027年には67%へ、3倍以上に高まると予測。
ハイブリッド車向けのデュアルクラッチトランスミッションの普及率は、2017年の15%から2027年には36%に倍増すると想定する。
とのことで、あちらのメーカーさんたちはそのような予想をしております。
さて、一方トヨタは私の記憶が正しければ、
ハイブリットは全てNAでターボなし。
そしてトランスミッションはCVT。
つまり、ボルグワーナーの予想の伸びる部分にはほぼ入ってません。
上に書いた48Vの展開や今後の予想、ターボチャージャーやDCT/DSGなどの展開を見てる限り、トヨタのハイブリットではこの波に乗れない・・ということに。
ということで、コスト的にも管理するにも楽な48Vシステムが伸びるのは間違いないわけですが、そこに歯止めをかけるために取ったトヨタの策が今回の話題だと思うわけで。
トヨタはこれらの動向は十分わかってるはずで、そこに対してのジレンマもあると思うんです。
例えばクラウン。2Lターボありますよね?
イメージ 2

これとトルコン8ATの組み合わせなんて、もろにヨーロッパを意識する組み合わせですわ。
イメージ 3

あとカローラスポーツの1.2Lターボ。
トランスミッションはアレですけど、エンジンの方向性はゴルフの1.2Lと同じ立ち位置ですよね。
これらと相反するラインナップがハイブリットです。
このハイブリットとガソリンの間をいい塩梅で埋めるグレードがないように思うのも、そのジレンマの結果だと思うんです。
たぶん、2Lターボ・1.2Lターボの開発陣は48Vやりたくてしょうがないと思いますよ。
でもハイブリットの建前、できないという。
うーんジレンマ。
そんな感じですが、BMWスープラの登場で情熱のある自動車作りを放棄したように見えるトヨタ。
それを肯定する社長。
そして北米限定といえどデミオOEMのヤリス。
商社ですよね。
そこにハイブリット関連の特許無償開放(と言う名の実質有償提供)。
ここから何が見えるか・・
まぁ、わたしの勝手な妄想ですけどね(笑
まぁ、トヨタが小排気量ターボ+デュアルクラッチ多段ギア(もしくは8AT)でフルハイブリットを作ったら・・
このブログもトヨタ一色になることでしょう(笑
そんな感じですが、そんな視点からみていくと、わりかしマシな車作りをしている国産メーカーってホンダだけかもなぁ・・とか思ったり。
あ、でもそうでもないか?(笑
でわ。


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