フォルクスワーゲン VW

Tiguan TDI 4motion 試乗してきました。(2)

さて、そんなこんなで第二弾。

ちょっと本国サイトで日本仕様に近くなるようにコンフィグしてみたんですね。
すると600万円を超えましたw
日本仕様、それくらい機能盛り盛りですが、500万ってのはやっぱ相当がんばった値付けですね。
カラクリはわかりませんけど。
なにせ旧ティグアンの2L 4motion Rライン アップグレードパッケージよりも安いんですよ。
ちなみに元々これらの導入でネックになってたのは価格らしいです。
ほら、VWって安く思われてるので(笑
Newトアレグは本国素モデルで750万ほどですが、トアレグもそういうところで線引きがされたのかもしれませんね。
おまけに日本サイズでなくデカイし。
VGJのジレンマを感じますねぇ
そんな感じですがインプレいきましょう
イメージ 1
イメージ 2

見た目は従来通りで1.4Tと同様に扱いやすい大きさです。
目線も高く見晴らしが良いのでそういう意味では事故防止には有効です。
また見晴らしが良いということはストレス軽減になりますので、
SUV全般ウケてるのはそういうメリットがあるからなんでしょうね。
で、TDI 4motion で何が大きく変わったかというとざっくり190kgほど重くなってます。
これはエンジンとトランスミッション、4motion(=ハルデックス5)の重量差ですね。
ディーゼルエンジンはごつく重いんですよ
アウディA4でもそうですがFFとクアトロは200kgほど違います。
まぁ、アウディA4は4駆のシステム差だけで+200kgなんですが、
それだけ重量増があるとどうなるか?
そう!安定感が増します。
一般の人がいう、「吸い付くような走り」になるというわけです。
え?まじですよ。マジでマジで。 
「さすがクワトロ!路面に吸い付くように走る!」のトリックは車重増です。
ちなみに最近は軽量化+剛性確保が主流ですよね。
軽くなると剛性がない!とか安定感がない!とか言う人もいるので、
それらの「重量」がもたらす雰囲気ってのは意外とあなどれないと言うことなんでしょうね。
あ、重い=慣性ではマイナス なのは間違い無いのでお間違いなく。
よくクワトロだとすごい曲がる!・・みたいなアホな話を聞きますが、
慣性で曲がる場合は重たい方が曲がらないので。
ハルデックスのTTとかだとトラクションを必要とする状況以外は同じ馬力のFFのほうが速いです。最高速も。※本国仕様
S4が曲がるのはスポーツデフの効果ですけど、A4Qとか制限デフなしは上に書いた通りです。
でも重量増でのちゃんとしたメリットもあるわけで。
タイヤサイズが同じなら接地圧が高まります。
つまりトラクションのかかりがよくなります。
FFとくらべて4駆は走破性がある・・てのは漠然と4駆だから・・ではないということですね。
まぁ、圧がかかるということはタイヤが減るということですが。
そんな感じですが話を戻しましょう。
つまり重量があるので1.4Tと比べても「安定感」は増してます。
反対語では「軽快感が減った」です。
重量が増えたのでストロークもしっとり感が増すわけで、
元々乗りごごち良かったティグアンがさらに大人な雰囲気になった感じ。
これは動き出しからわかります。
イメージ 3

トランスミッションはこちら。
湿式7速ですね。
これが今回の目玉とも言えます。
DQ500とは違うそやつはパサートTDIにも積まれるわけで。
で、出だしの印象は
・しっとり感、増し増し
・出足もマイルド
・トラクションの隙がない
なんというか、FFだと「前で掻いてます!」・・てのがわかりやすいんですが、
適宜後ろからも押すので弁当箱を蹴飛ばしたように進みます。
わかりやすくいうと急流すべりでコンベアーで運ばれてる感じ?
何かと安心感を感じるフィールです。
TDIは2Lでも150PS版。トルクは340Nm。
パワーは1.4T、トルクは2.0T並みってことですね。
このTDIですがパサート190PS版もそうですがガソリンエンジンのように回ります。
ある意味ディーゼルらしさ・・てのが希薄かも?
なので低速からモリモリトルクが~!・・ていうよりは
中速以上でぐいーって感じに思えます。
その加速感はいわゆる胸をすく加速感・・です。
パサートのそれは中速以上が暴力的すぎてエグかったので、
すごく紳士的に感じましたねぇ
AWDなのでトルク伝達に無駄を感じませんので、
その動力でも十分な性能に感じました。
ブレーキはディーゼルなのでちょっとふわっとしてるような。
でもアタリの問題もあるのでこれはパサート並みなんでしょうね。
巡航状態からの登坂とか、単に急な登坂とかはやっぱディーゼルだけあって楽々です。
ちなみに7速の恩恵はすごく、なめらかーに変速します。
>
で、ディーゼルといえば音。
正直な話、アイドリング状態ではパサートより静かに感じたり。
でも微速~40km/hまでのエンジン回転数はカラカラがちょっと軽めに入りますね。
で、それ以上は静かなんですよ。
60km/hで走行してたらほぼ無音な状態も。
え?・・とマジで思いました。
まぁパサートと違いSUVなのでイメージ的にディーゼルのそれは
違和感は少ないんですけど、概ねまとまり感はあると思いました。
他社との比較は何かの機会に。
ちなみにアドブルーですがざっくり10000kmで補充とのこと。
厳密には1000kmで1.5L、タンクは13Lなので、8000kmごとくらいになるかも?・・ですね。
もちろん走る距離は渋滞具合や平均速度でも変わるので、あくまでも目安ですが。
でもまぁしっかし装備がいいですよ。
HUDもそうですが・・
イメージ 4
リアの温度調整やシートヒーター。
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タイヤ空気圧のセンサーがついてるとか。

ちなみにラゲッジにはAC100V電源も。
もうハイラインは全部盛りですよ。
ちなみに個人的なベストバイはハイラインです。
そんな感じですが、ネガな点も書いときましょうか。
あ・・・ない。。。
なんというか足りてますね。
パワーや高級感とかは別の話なので割愛しますが、
価格に対する車の出来や内容は十分に足りてるような。
あとは燃費がどんなもんか?・・ですね。
たぶん、わたし(1.4Tで11~12km/L)だと14km/Lくらい狙えそうな気が。
なんやかんや、すごく満足できる車のように思います。
ブランド好きの方はそういうのと違う判断なんでしょうから
BMWやベンツがいい・・となるんでしょう。わかります。
そんな感じですが・・
イメージ 6

次期アウディQ3はこれベースのクーペルックです。
ディーゼルいれるのかしら?
もしディーゼルなら「その音」の違いがあるか確認してみたい。
ちなみにね、ティグアン4motionって走行性能って意外と優れてるんですよね。
ハルデックスなんて・・いうてた時代が懐かしい。
ということで、それらのネタはまたの機会に。
でわ


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