フォルクスワーゲン VW

VW/Audi の湿式6速DSG、DQ250はいずれ消滅しますよ

さて、ひさしぶりにマニアックなネタを

VW/Audiの横置きエンジン用トランスミッション、
湿式6速DSGってご存知ですよね?
そう、DQ250です。

乾式7速(DQ200)にくらべ湿式な分だけ許容トルクも大きく、トラブルも少ないトランスミッションです。
ネガは6速ということと油量が多いことでしょうか?
長らくこれ(=湿式)の代わりがなかったんですが、その後7速のDQ500ができました。
これはDQ250を7速化したもの。
6速DSGにあったリバースギア用シャフトを廃し、インプットシャフト、アウトプットシャフト2本の構成に変更してそのようにしたわけで。

でも、このDQ500もファイナルの都合、追い込むとよくない話があったり。


そしてDQ250とDQ500は許容トルクの差が大きく、
ある意味、多くの車に対しては許容トルクが大きすぎるという現象が起きました。

もちろんオーバースペックだと適正な物が用意されるのが世の常。


で、用意されたのが湿式7速のDQ380/381となります。

それらの一覧は

これ。
7速化が進む中、その間を埋めるものが出来てきたことで、
6速はもちろん廃止の方向に進んでいきます。
つまり、DQ250はいずれ「消滅」します。
個人的にDQ250の6速はガソリン車だとちょっとギアが足りない感が強く、
高速巡航などでは特にそう感じてました。
これは4年前くらいには限界を感じてましたねぇ
S3やA3 1.8TQやGOLF R やGOLFオールトラックとかティグアンに乗ると、
「ギア足りない」と思ってました。
TDIのワイドレシオなやつは別。意外とそうでもなく。

ということでDQ250の6速が買えるのはあとわずかとなります。


次の年次変更で順次DQ380/381に変わっていく流れができるかと。

VWだと

パサート TDI
ゴルフオールトラック

このあたりが先ですかね?

シャランはモデルチェンジまでわかりませんね。

ティグアン1.4T
パサート 2.0T
これらはしばらくDQ250のままみたいです。


なんでそれがわかるか?


それは本国でそうなっているから。



ご存知の通り、本国の「今」のモデルが日本に入っているわけではありません。
オーダーと製造の都合、半年~1年遅れますよね。
なのでそれぞれのモデルでモデルイヤー(年次変更)のタイミングがあるわけで。



ちなみに本国ゴルフオールトラックは・・
イメージ 1

TDI 4motionのみの湿式7速になってます。
つまり、日本の現1.8T 4motionは次の年次変更で廃止・・となるのが普通です。
アウディと違ってVWの場合は日本独自仕様
がほぼ無いので、間違い無いかと
まぁ、1.8TとDQ250ってすっごい古い組み合わせですからねぇ
信頼性はありますが、燃費すっごい悪いし。
もし、1.8TとDQ250が継続されるのであれば大人の事情ということになるでしょう。
そんな感じですが・・
じゃあDQ380/381ってなんやねん?・・ですが、
イメージ 2

たぶんこれであってます。
とあるメーカーのとあるFBから転載。
DQ380はほぼ中国市場向けらしい
で、381はAWD用と。
このまま読み取ると、380はFF用、381はAWD用となります。
でもね
イメージ 3

こういう絵も。
上の380は「ほぼ中国向け」がほんとなら、
中国向け以外は381でFF/AWD用があるということになると思います。
まぁ、なんにしてもDQ250はいずれ消滅。
そしてDQ380/381に変わっていくのは間違いなさそうです。
ということで、それらの信頼性はわかりませんがDQ250が欲しい人は今のうちに買うのが良いということですね~
この3年くらいで全部入れ替わるかもね?
ティグアンに残ってるのは供給不足状態でそれどころじゃない・・な感じなのかな?・・とか思ったり。
でわ


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