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フォルクスワーゲン、工場閉鎖の真実

 

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みなさま こんにちは

さて、世の流れは電気自動車です。

その流れが大きいのはヨーロッパ。

そしてそのヨーロッパでは電気自動車のコスト対策が急務となっています。

なにせ将来的にそうなっていくのが既定路線となった今、そのシェアをいかに確保するか?・・をやっていかないといけないわけで、

現在はまだまだ過渡期。

第二世代となり電気自動車も扱いやすくなったが故のこの流れですが、今後はその開発スピードを上げつつ、合理化を進めないといけないわけで。

この合理化という点で電気自動車は部品点数がかなり減ります。

なので、これの話題の当初から工場閉鎖とリストラ・・もセットになっていました。

そんな工場閉鎖の話題がフォルクスワーゲンから出てきましたね。

この話題、国内の伝え方がなんだか恣意的な感じが強いので今までの流れと合わせてご説明。

電気自動車シフトが将来的に固まる中、専用プラットフォームを早い時期から開発し、計画通りにデリバリーを進めてきているフォルクスワーゲン。

この流れはディーゼルゲート以前からあるものです。

ご存知の通り自動車の新規開発は時間がかかります。

ディーゼルゲート以降から開発だとこのタイミングでこれだけ展開できていませんから。

そのディーゼルゲートは2015年9月18日。

そこから早くても5年かかる開発だと2020年からの展開となります。

・・が、フォルクスワーゲンは2017年から電気自動車のロードマップを展開しています。

ということで、ディーゼルゲートがあったから電気自動車推しになった・・ではなく、パリ協定(2015年12月採択)に合わせたアクションだったということです。

このパリ協定自体の話も今後どんどん厳しくなる排ガス規制の話は以前からありましたので、その点もマッチします。

で、その電気自動車は今後主流になるという考えから専用プラットフォームを開発、そしてそれ用に本社工場を改変。

そしてエムデンもラインを作りなおし、内燃機自動車の製造は一気に減りました。

この変更時は工場が閉まるので製造できる台数が少なくなるのは明白。

その際にフォルクスワーゲンは「世界販売台数1位を追いかけるのはやめます」と宣言しました。

これを日本で知る方は少ないですよね?

で、この工場移管によりパサートはエムデンから追い出され、国外製造に。

本社はID3を、そしてエムデンはID4を製造するために大幅にラインが変更となりました。

この移管に伴い使用部品の点数が減ることによる工員数の減少も当時問題に。

この時も労働組合とのバチバチになりそうになってました。

VWが取った策はそれらの人員の他工場への異動でした。

ということで、その際はこれで騒ぎは大きくなりませんでしたが、

これらの計画の「将来的な内燃機モデル工場の閉鎖とそれに伴うリストラ」は消えずに控えていたわけです。

で、その工場移管の結果、日本市場向けの割り当ても激減。

T-Rocも遅れに遅れての導入、日本への割り当てもドカンと減りセールスは頭を抱えることとなりました。

現在のフォルクスワーゲン販売の不調はこの流れの影響ももちろんあります。

で、そんなところにコロナです。

その結果・・

このように利益率が悪化したわけで。

フォルクスワーゲンの見当が狂ったのはこのコロナでのパンデミックによる全ての遅れ。

そしてウクライナの戦争によるサプライチェーンの改変が必要になったこと。

そして想像以上の中国メーカーの躍進。

そして中国でのVW合弁事業の停滞。

この中国市場の停滞はVWにとっては非常にダメージがあったと思われ。

なにせスケールメリットを出すことが急務なのに、そのスケールが稼げないんですから。

その結果、コストダウンの計画も遅延。

その策を練る必要がでてきているのは間違いありません。

それくらいパリ協定を柱にした市場の乱れや競争は激化しているわけですが、

そんなタイミングで今回の

「コスト削減対策でドイツの工場閉鎖するかも?」の話です。

これの主な目的は電気自動車への移行に対し、支出を合理化するためであり、

電気自動車を止めるということではありません。

なぜか日本では「トヨタが勝った」的な話が多いですが、この問題は遅れてトヨタにも降りかかるわけで。

その点、注意が必要ですよね。

で、思い出してください。

工場移管時にでていた諸々の問題を。

これらの閉鎖とリストラは労働組合とバチバチに当たってしまうわけです。

・・が、今のこれらの問題があるときに、それらを理由にしてこれらを実行しようとフォルクスワーゲンはした・・ということでしょう。

世にも認知される諸々の問題を出されてはなんぼ労働組合がケチをつけても限度がありますからね。

で、フォルクスワーゲンは電気自動車への移行期を乗り切るために合理化を推進、2026年までに110億ドルを削減しようとしているわけで。

もちろんこれらはグループ全体へ波及するわけですが、まずはフォルクスワーゲンから・・といった話です。

これらの話で興味深いのは「新たな企業が欧州に進出しているが、ビジネス拠点としてのドイツは遅れをとっている」とVW CEOが述べている点。

日本では電気自動車が遅れている・・というのは周知の事実で世界の常識ですが、それらが先行している地域で遅れているという認識にある意味驚かされますよね。

ちなみにアナリストから閉鎖対象と言われているのがオスナブリュックとドレスデンにある工場が挙げられています。

オスナブリュックはVWの子会社の扱いで少量生産のモデルやカブリオレを製造。

T-Rocのカブリオレやアルテオンのシューティングブレーク、そしてポルシェのボグスターやケイマンです。

そういやポルシェのこの2車種は無くなる話がでてますよね。

で、ドレスデンはガラスの工場と言われている拠点です。

現在はID3を製造しているので、無くなるには設備的にどうなんだ?・・と思いますが、あくまでも噂。

ちなみに少し前にアウディQ8 e-tronの工場縮小の話題もありましたが、こちらもあくまでも見当案件で決定したものではありません。

その点、注意が必要ですよね。

というわけで、今回の騒動は非常に長く続いている噂に対してのアクションと言えますが、あくまでも決定ではなく。

いずれ必要となる事象に対し、労働組合にジャブを打ち出した・・という見方のほうが良いように思います。

いろいろな意味での持久戦が始まっているということでしょうね。

本日はここまで。

 

 

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