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電気自動車は酔う? いえ、それはドライバーのペダルワークが下手くそなだけです。 〜ペダルワークは抜くほうが重要という話〜

みなさん こんにちは。

さて、世の流れは電気自動車。

そして溢れるBEVに対しての批判的なネタ。

そのほとんどのネタは理論が崩壊している傾向があるんですが、

面白いのは何故かドラテクに関わることでも電気自動車のせい・・みたいなのがあったり。

例えば電気自動車は酔う・・みたいな。

もうね、アホかと。

ということで、今回はドラテクの基本中の基本、

ペダルワークについてです。

電気自動車であれ内燃機であれ、車が定速で走っている際に乗りごごちが悪くない場合で、

その車で「何もしていないのに酔う」という同乗者がいるとしたら、それはドライバーのペダルワークが悪いことがほとんどです。

これが電気自動車等の回生ブレーキがついているタイプだと、その減速Gが顕著に出るので、それをコントロールできない人は確実に同乗者を酔わすことになるでしょう。

それのカラクリはシンプル。

要はギクシャクする運転で同乗者は予期せぬ動きに翻弄されるから・・です。

ドライバーは下手くそでもそれをわかってやっているから割とマシですが、同乗者は不快になるんですよね。

スイッチアクセルといってアクセルをパタパタON-OFFする運転方法も同様です。

なのでスイッチを止めればいい・・と思うでしょ?

そのポイントは「抜く」ほうにポイントがあるんです。

アクセルもブレーキもペダルワークは「抜く」ほうが重要です。

踏むのはだけでもできますが、抜くコントロールは本当に鍛錬が必要なんですが、

これを意識しないで運転している方はほぼ運転が下手となります。

なぜか?

荷重移動がスムーズにできないので。

また車が前後左右に揺すられる原因を作っていることにもなりますから。

で、その抜くコントロールは何か?

ペダルワークではミリ単位のコントロールが云々・・みたいな話がありますが、

あれ、抜く方で形容されることが多い表現なんですよ。

どういうことか?

ブレーキもアクセルも踏み込むのって割とドーンといってもどうにでもなるんですよね。

あ、サーキットなら余計にそうですよね。

アクセルの場合、ドーンと踏んでも即超加速ってのは相当なスポーツカーか、そのようにセットされた電気自動車だけでしょう。

ほとんどは加速に間があり、その変化が感じ取れるくらいの挙動になるはずです。

ブレーキの場合、車速が高いほどドーンと踏んでもつんのめりにくい・・てのは慣性の法則で理解いただけると思いますが、

どちらも割と踏むことに対してはファジーです。

あ、今ファジーって通用しませんかね?

つまり、曖昧な感じということです。

そしてそれらが一定時間続く場合、その挙動は予見できます。

なので踏む方はそんなに難しくないんです。

・・がしかし抜く方は違います。

例えば赤信号での停止の場合。

車速が乗っている状態からは強めの踏力を乗せていきます。

これはス〜・・と短い時間でその強い踏力にもっていくことが大事です。

これで明確な減速感が出て車速が減速する流れになります。

そこから止まるまでは基本抜くペダルワークとなります。

つまり、最初の強いブレーキで速度を明確に無くし、残りは予測する停止位置までブレーキの踏力を抜くことで車速を調整するんです。

そして停止するころにはほぼ緩く踏んでいるだけ・・となり、停止時にガックンとならずにスッと止まれば完璧。

こういう抜く側のコントロールは荷重移動でも使うわけです。

いわゆる残すブレーキ等々ですが、それはスイッチ操作では無理です。

アクセルワークについても同様で抜くペダル量をミリ単位でコントロールできることが重要です。

これが大きくパタパタする人ほど車が前後に揺すられることになります。

回生ブレーキがあればそりゃギッコンバッタンみたいな感じになりますよね。

具体的に書くと加速してアクセルを全閉にする、車速が下がると踏む・・を繰り返すこととなるわけですが、

書いてるだけで酔いそうですよね。

では正しくはどうするか?

環境にもよりますが、基本的にはアクセルをバンと話さず、1mmずつ「じわーっ」と緩めると、減速Gがほぼ起きずに減速ができます。

これはエンジン回転数を100rpm落とすような操作ともいえますが、ON-OFFでなく、連続的なアクセル開度調整を行なって、

空走でなく、エンジン回転数で速度を合わせていく・・といった操作になります。

サーキットなどのコーナーワークでは侵入姿勢はブレーキで作り、

その姿勢が急変しないようにブレーキをゆるくリリース、その旋回を維持しつつ、CPを超えてからアクセルを踏んでいきますが、

踏みすぎた場合はガバッと操作するよりもミリ単位で戻してライントレースを戻す・・といった流れが多いです。

どれも一例となりますが、これは左足ブレーキが常用できるかどうか?・・と同じレベルで訓練しないと上達しないことなんですよね。

できない人ほど、ハンドルを切れは車は曲がる・・みたいに考えているように思いますが、ペダルワークがしっかりできる人は、

ステアリングはきっかけで姿勢作りと曲げるのはペダルワーク・・と感じていると思います。

というわけで、書くとややこしくなりますが、ペダルを全開全閉はしたらダメということですね。

つまり、バン!・・と踏んだり抜いたりせず、スー⤴︎っとじわっと踏む/抜く・・が必要ということですね。

その丁寧なペダルワークの結果、車の挙動も滑らかになるということです。

で、結果、同乗者は酔わない・・と。

ステアリングワークも同様ですが、これはペダルワークよりも簡単。

スーッと必要な舵角を与えて、残りはペダルワークで微調整できますので。

え?その意味がわからない?

ということは、ペダルワークができていないということになりましょう。

なんにせよ、下手・・とか酔う・・と言われる方は、

まずはペダルのスイッチ操作をやめましょう。

そしてミリ単位での踏力調整を心がけましょう。

本日はここまで。

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