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e-fuel、合成燃料の価格は?

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みなさん こんにちわ。
あるいは  こんばんわ。
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さて、皆様e-Fuelというものをご存知でしょうか?
バイオ燃料ではないですよ。
水素をガソリンに合成したものです。
水素すげぇ!・・となる前にこれの前提です。
「再生可能エネルギーで発電した電力で水素を製造」
もちろん「余剰電力で」という注釈がつきます。
これが理想的であるのは考えるまでもないですよね?
これについては2010年初頭より欧州では風力発電の余剰の活用で検討がなされているんです。
そしてポルシェとアウディはこれを商業目的で活用しようとしています。
でも考えてください。すんごい手間ですよね?
わざわざ発電したので電気分解。余剰でないと意味をなさない行為です。
そしてそれを加工です。
ポルシェなどがこれを行なっているのは「残っていく内燃機関向けに供給」が目的と言われています。
つまり、将来的に電気自動車しか販売されなくなり内燃機が減ってもそれらの燃料が必要。
でもカーボンニュートラルでないと・・という一手ということです。
もちろん手間暇かかるのでプレミアム価格となるのが前提となっています。
F1でこのe-Fuelが使われると決まりましたが、これらもモータースポーツ存続のための一手ということですね。
この件でとある国会議員が「欧州はe-Fuelになって内燃機復活する!」みたいにいうてますが、そんな可能性はほぼありません。
パリ協定を軸に進む脱炭素で「乗用車はBEV」が確定的になってますからね。
それ以外の方法はオプションです。
ノルウェー向けのVW車が2024年から電気自動車のみになるというニュースを見てもわかるような話なんですけどね。
そのほうが自動車メーカーも消費者も都合がいいですからね。トータルで。
しっかしほんと、日本のこれらの議論でパリ協定がぶっ飛んでいることは本当に不思議です。
日本は超長期で目標設定するのが苦手なのかもしれませんが、媒体で陰謀論展開ですから
そもそも高効率な方向に向かっていくのが普通なのに、なんでまたややこしいことをしようとするんでしょうね?
そんなわけで、このe-Fuelは豊田通商がオーストラリアでやる褐炭ベースの水素じゃ意味を無さないといえるわけですが、そもそも石炭発電が規制に入ろうとしているのにこれが続けれるのか?・・という
ことは置いといて(笑
そのe-Fuelのコストで新たな話題がありましたのでご紹介。
2010年初頭から研究が始まり実用化に向けて進んでいるこの技術。
VWグループが積極的でシーメンス他パートナーと共にチリ南部にe-fuelのパイプラントを設立しています。
2022年には風力発電を利用して13万リットルの合成燃料が生産予定となっています。
2026年には5億5000万リットルの予定とのことです。
これは911のためのものと言われていますが、このポルシェ製造の人口燃料は10ユーロ/Lと想定されています。
10ユーロ、つまり1374円/Lとなります。
使います?
そいつ自動車産業協会(VDA)が2018年に調査した際は4.5ユーロ(税抜き)と算出されています。
ディーゼル向けで日本円で618円/L(税抜き)です。
使います?
その後もこれらの試算は変わっていないんですよね。
・・が、eFuelsAllianceが想定しているのは1~2ユーロなんですって。
つまり137円/L~274円/Lです。
そしてボッシュは2030年までに1.2ユーロ〜1.4ユーロ/L(税別)が達成できると予測しているんですって。
つまり164.9円/L〜192円/L(税別)です。
尚、これの課題はこれらの大量生産のための巨額の投資を誰が行うのか?
これは完全に見えていないんですって。
そしてこれらに対する「税」に対しても解決していない点が多々あるんですって。
CO2税なども。
ということで、誰かが巨額投資をして生産すれば1ユーロ近くまでどうにかなるかも?しれないというのが現状ということですね。
2010年初頭から始まったこれら。
12年経っても課題山積です。
これが2030年にある程度使えるようになったとして・・
20年かかったことになりますよね?
エネルギー問題についてはやはりそれなりに時間がかかっていくということなんでしょうね。
電気自動車や再エネは過去10年を踏まえた次世代モデルになってきていますが、それらもその蓄積があっての話なんでしょうね。
でもこれらが普及する前提になるころには電気自動車がしっかりメインストリームになっていると思われ。
2030年や2035年で内燃機新車販売廃止が見えてきていますからね。
となると・・そこまで投資するかいな?・・と。
そういうことだと思います。
なんにしても開発は時間がかかりますよね。
こと規模が大きい話になると・・
となると?
水素エンジンが世に出てくる可能性はどれだけあるんだろうか?
いまから開発かけていって、電気自動車の流れを止めれるんでしょうか?
そしてインフラの問題は電気以上ですからね。
ちなみに燃料電池は残っていくと思います。
再エネの余剰電力の活用法として。
ゼロエミッション車ですからね。
そんな感じですが、これらはあくまでの海外のお話。
日本でこれらをやろうとするともっとハードルが高くなります。
今でも高いと言われるガソリン価格。
それがもっと高くなるとなったら・・
そしてその投資を誰がするんだ・・と。
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そういう意味でも前途多難ですよね。
でも日本もパリ協定に合意していますから、スケールの問題は置いといて
e-Fuelを導入(=どこかから買う)ということになりそうな予感がします。
もちろん価格は・・
そりゃ電気になりますよ・・というオチが見えてきますよね。
日本の再エネ(洋上風力発電)の普及をとっとと加速させてもらいたいもんです。
本日はここまで。
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