みなさん こんにちわ。
あるいは こんばんわ。
さて、世界ではいろいろな車が販売されています。
日本自動車メーカーでも北米生産やヨーロッパ生産で地産地消されていたりもします。
それらは同じメーカーでもテイストが違ったりもするわけで。
その結果、同一車種でも日本生産のものが良くなったり、一方で海外生産のもののほうがクラッシュテストで国内生産ものよりも良くなることもあったりします。
要求のレベルが違うのでそれに合わせて・・ですね。
で、本日はトヨタ タコマのクラッシュテストについて。
タコマは北米生産のピックアップトラックです。
北米では年間販売10万台を切ったことがないと言われる北米トヨタの稼ぎ頭の一つなわけですが、
IIHSのクラッシュテストでちょっと難が出ています。
2021年モデルでは助手席側がPoor判定。
課題が突き付けられた形です。
そしてもう一点大きな問題が。
画像出典:IIHS
リアのリーフスプリングが燃料タンクに穴を開けました。
火災のリスクが高くなるわけで、結果トヨタはこの点を改良することに。
それらが改善されたであろう2022年モデルのテストがありました。
結果どうだったか?
評価は
↑ Good
| Acceptable
| Marginal
↓ Poor
と4段階。
前回はPoor。
2022年モデルは「Marginal」
流石に燃料タンクに穴は開きませんでしたが、助手席問題はまだありそうです。
ちなみにエアバッグがフロント/サイドで展開していますが、ダミーはAピラーのグラブハンドルに当たっています。
そしてキャビンの変形により右足はダッシュボードなどで圧迫されることに。
結果的に上院の生存スペースが十分に維持されていない・・とされています。
IIHSのスモールオーバーラップテストは非常に自動車にとって厳しいテストです。
例えるなら柱に足の小指を当ててしまうような試験です。
その試験がある国だからこそ、この弱さがわかるとも言えますが、
この強さは割と重要だったりします。
交通事故での衝突事故って割と多いと思いますが、大きく見える事故でも意外と大丈夫だったり、
逆に見た目浅く見えるのに死亡事故になっていることがありますよね?
それがこれらのスモールオーバーラップテストで証明されるわけで。
つまり、フェンダーが持っていかれるくらいの浅さで電柱にぶつかるとかなり危険ということですね。
なので、当たるなら当てにいったほうが結果安全という言い方もなくもないんですが、これらの性能って本当にわからないんですよね。
なのでクラッシュテストなどが公開されている車両でその傾向を確認しておくと、「より安全性が高い車選び」ができると言えるわけですね。参考値ではありますが、無いよりいいですよね。
そんな感じですが、新しい車でも割とダメな場合があります。
物理的な安全性を考えるのであれば、これらのチェックも大事ですよね。
デカイから安全!・・ではないということで。
本日はここまで。
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