みなさん こんにちわ。
あるいはこんばんわ。
さて、世界は電気自動車がトレンドです。
これの発端はパリ協定。
それの取り組み開始に合わせて欧米メーカーは準備してきたわけです。
日本のメーカーはメインの市場がアメリカなので、当時のトランプ大統領のパリ協定離脱と、その継続を信用したのか手をつけるのが明らかに遅れる結果に。
そしてトランプ大統領は選挙で負け、トランプ派関連に献金していたのも水の泡となったわけです。
で、バイデン大統領がパリ協定復帰。
その結果、アメリカでもBEVへの移行が加速中です。
注）中国市場は合弁会社で地産地消スペシャルがほとんどなので市場は大きいけどグローバル基準ではないので除外します。尚、トヨタは現地でセダンのBEVを販売しています。BYDだけ（ry)
ちなみにヨーロッパ市場では日本のメーカーが束になってもシェアは5%前後で日本の販売台数の半分以下なので、アメリカと比べるまでもなく。
そんなこんなで、いろんな騒ぎがおきているわけですが、日本ではその流れは超スローペース。
ここまでくると、やはり国内メーカーに忖度してるのか？・・とも思うんですが、結果的にそれらはグローバル市場からどんどん遅れてガラパゴス感が強くなるだけだと思うんですけどね。
そんな日本も空前のテスラモデル3ブームと言えましょう。
いままでこんなにアメ車がもてはやされた事ってないんちゃうかな？・・と思うくらい。
上海製造ですけど、アメリカからすればしてやったりなのかもしれません。
もちろん、知らんけど。
そんなBEVですが、そのミソはバッテリーと言われています。
一番わかりやすく、また一番重要なのでそうなるわけですが、それで注目されているのが全固体電池。
その目的は短時間での充電と大容量、そして超寿命と火災の可能性の低減です。
これが現在、各社鋭意開発中で、ヨーロッパ勢はある程度その時期が見えてきていますよね。
この全固体電池がBEVのゲームチェンジャーだの、切り札だの言われています。
・・が、私はそれは「オプションの技術」なだけ…という風に捉えています。
そもそも何に対してのゲームチェンジなのか？
切り札なのか？
まぁ、日本においてのこの使い方は「国産車が先に導入したら海外メーカーに対して」・・という見方がほとんどでしょう。
それは置いといて、全固体電池は「内燃機からBEVに流れが変わるもの、飛躍的に使いやすくなるもの」という意味では確かに「より選択しやすくなる条件」となりますが、全固体電池ができても既存バッテリーのは継続されると思われるので、やはり「ゲームチェンジャー」等々は大げさであるように思います。
現状でも実用に耐えるレベルの海外メーカーの電気自動車はあるわけですから。
なので、あくまでも「OPの技術」と私は捉えています。
コスト的な問題もありますからね。
ちなみに全固体電池は先にも書いている通り各メーカーが開発中です。
その中でVWグループががっつり出資しているQuantumScapeがあります。
試作品のラインを増設する予定も発表し、公開されている情報を比べた場合、一番進んでいると言えると思われます。
そんなQuantumScapeが公開している資料で面白いものがありました。
さて、左の縦軸を見てください。
いろんなメーカーが載っています。
つまり現時点で公開されている情報をリスト化した・・ということですね。
あとは各自で見てください。
尚、この資料の下部に「QUANTUMSCAPE CONFIDENTIAL」とありますので、取り扱いにはご注意を（笑
まぁ、トップページに貼ってあるリンクなので（以下略
これらのメーカーは遅かれ早かれ全固体電池を作ってBEVに載せてくると思います。
一歩先を行ったメーカーは先行者利益を得られるかもしれません。
でもこれで他社を寄せ付けないレベルになるかというと・・
理屈の上では時間の問題で並んできますよね？
問題はそういう時代になったとして、その時代のアベレージの性能を持っていないメーカーは？
どちらかというと、その差を気にした方が良いのかもしれませんよね。
充電遅いとか、実走できる走行可能距離がえらく短いとか。
で、仮に「全固体電池はゲームチェンジャー」と言えるレベルにすごいものであるとしましょう。
であるとすれば、水素系の技術って特定用途以外ではもう先がなくなると思うんですよね。
これの結果が判明するのは2030年ごろでしょう。
まずは2026年のVWグループの発表に期待ですね。
本日はここまで。
アメブロも書いてます。
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。
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