みなさん こんにちわ。
あるいはこんばんわ。
さて、どこかの社長が「電気自動車になると100万人が雇用を失う」と言ってまだ半年経っていないんですが、そんな中、テスラの雇用はうなぎ登りに増えていますよね。
普通、この手のは全体的に見ると古いものがなくなることで減る雇用と、新たなもので増える雇用で割とバランスが取れていくんでしょうけど、先の話はその片側しか見ていないと言えますよね。
まぁ、その言葉が一人歩きしている前提での話ですが。
そんなところにこんなレポートが出てきました。
「日本、電気自動車の遅れでGDPの14%と数百万人の雇用を失う可能性がある」
はい、先の逆側(=電気自動車を積極的にやらなかった場合)の視点から見た話ですよね。
それを出してきたのはCLIMATE GROUP。
2003年設立の非営利団体、ロンドン/ニューヨーク/ニューデリー/アムステルダム/北京に拠点があります。
そのレポートがこれ
PDFが下にありますが、それは日本語です。
このレポートは二人の方が執筆しています。
それについてelectrekがこう要約しています。
・とっとと電気自動車にシフトしないとGDP14%低下するかもよ?
・輸出の1/5は自動車だけどその半分を失う可能性あり
・2040年までに172万人の雇用と60億ドルの利益を失う
・日本国内のEV目標は他と比べて遅れている
・日本はパリ協定に参加しているが自動車産業は抵抗している
・T社CEOはEVの誤報を広め、それを学校でも推進している
・ホンダは正しい。日産とホンダ以外は将来のEV生産に対して消極的
・日本で2050年までに全部がHEVだと排出量は30%減だけ。全部がBEVだと排出量は80%減となるのでそれにシフトしないという点でも国際的に遅れを取っているのは明らか
辛辣な書き方になっています。
で、そのレポート(PDF)にはこんな書き方も。
「過去の半導体産業衰退の二の舞になる危険性」と.
これらのレポートにはバッテリーの確保(=材料や製造拠点含む)については触れられていませんので、それが加わったら既に絶望的な状況といえるわけですが、エビデンスをそれらははっきりと示せないので書きようがないんでしょうね。
でも特許があるから〜〜・・みたいなのはぶっちゃけあってもバッテリーが作れるわけでないですし、特許回避はどこもやるわけですから参考値にはなりますが、実際の供給とは別の話だと思うんですよね。
だったらbZ4Xのをどうにかしないと・・となるわけで。
注)容量と性能と充電速度とetc…
このbZ4Xの件をこのお二人が知ったなら、レポートの書き方は変わったようにも思えたり。
なんにしても日本企業の体質をよく書いてるように思います。
電気自動車は陰謀論だ!・・という方はみていただくと得られるものが多いように感じます。
また逆に今の日本がそれでわかるかもしれません。
そんなところですが、日本は何かと厳しい時代が続きそうですよね。
日本製品が世界を席巻する時代はもう無いんでしょうね(トオイメ
本日はここまで。
アメブロも書いてます。
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。