みなさん こんにちわ。
さて、電気自動車といえばテスラ モデル3・・といった流れが強すぎて（苦笑）、そこに楔を打ち込めるのはやっぱりVW/Audiだけになりそう・・と思いつつ、それでも「普通じゃない感」はテスラが圧勝なので、しばらくはテスラの独擅場になりそうですよね。
そのテスラのネガを吹っ飛ばすレベルの「普通じゃない感」はいろいろあるんですが、この私が初見で混乱するレベルでそれが何か？ 調べてやっと判明しました。
それはやたらクイックなステアリング。
正しく書けばクイックすぎるステアリング、そしてそのモーション・・となるんですが、足の硬さがそのように誤認させるのか？・・と思ってたんですけどね、もっと物理的な話でした。
それはステアリングギアレシオ。
一番クイックなのは1:1です。
これはレーシングカート/オートバイ、自転車などが有名ですが、遊園地のカートもそうですよね。
で、乗用車は12:1~20:1までの間と言われています。
簡単に説明すると「1」回すのにステアリングをより多く回すということになるので、その分、軽く操作できるということになります。
トランスミッションの1速などと同じ理屈です。
パワステがない時代、つまり重ステ時代はギア比が高くないときつい、いや、据え切りはそんなレベルではない感じでしたので（笑）、非常に大事なギア比となります。その時は24:1とかじゃなかったでしょうか？
ギア比が小さくなると回す量が小さくなるので、重くなり、そして小さい動きでも挙動に影響します。
つまり、場合によってはふらつきやすくなります。
パワステ時代、そして電動パワステ時代ではアシストが入るのでレシオが小さくても回せるので、割と小さめになってきましたが、それでも多くが14:1前後がメジャーでしょう。
注）14:1未満はスポーティとされると思って間違い無いです。
これより大きければ割と普通な車、それ以下はスポーティになっていくということですね。
で、ザクっと調べたんですが、
2016 アルファジュリアQV 11.3
2014 911ターボ：12.3〜15.0（可変）
2007ランサーエボ10：13.8
2004 E46 M3 CSL：14.5
2000 E46 M3：15.4
1999ホンダs2000：14.9
1989 E30 M3：20.5（ノンパワステ）
ふわっとこんな感じです。
尚、数値は確実ではないと思ってください。拾いものですから。
もちろん、ショートホイールベースほどこれの影響は強く出ると思ってくださいね。
で、肝心のモデル3がどんなものか？
可変レシオの電動パワステとの事ですが、その値・・
10.3 : 1
もうね、何しとんねん？・・・と。
どうりで感覚狂ったわけです。
シャープすぎて。
自分の常識の中で乗用車のステアリングレシオはこんなもの・・というのがあったんですが、そこから逸脱しているということです。
いろんな車、トラックからレースカー、いろいろ乗ってきましたが、これだけイメージと乖離したのは初めてです。
しかもあのロングホイールベースで。
なんならレーシングカート乗る気で乗った方が理解できるかもしれん・・と思うくらい。
で、思ったんです。
「これ、ペダルワークとステアリングワーク下手だと運転席以外の搭乗者、酔いそう・・」
加速鋭く、回生での減速もワンペダルができるレベル。それでいて切れすぎるステアリング。
つまり、スイッチ操作はアウトということです。
まぁ、車は基本それはNGですが、トルコンやCVTでスイッチ操作多いですもんね。
意外とアクセル一定でキープとかミリ単位で抜くとかも難しいですもんね。
電気自動車は何かといろいろやりやすいですが、さすがテスラ。
ちょっと極端（笑
この点でテスラを好まない層も出そうですよね。
もう出てるか？
この点ではフォルクスワーゲンは内燃機よりなセッティングだと思われるので、その比較をするのが楽しみです。
ち・な・み・に
某T社のサブスク電気自動車の仕様はこれ。
普通ですよね。
これが固定で書いているということは、ステアバイワイヤは別機構ということですね。
てか、SUVでぶっちゃけそれ要らないと思うんですよね。
全高が高くローリング/ピッチングが大きいので、相当制御でゴリゴリ勝手に動かさないと、ヨーイングが殺せず場合によっては安定性が逆に欠けるような気が。
スローでいいと思うんですけどねぇ
あ、駐車場だけの低速小回り用ならいいと思いますが。
といった感じで、今日はここまで。
画像出典：テスラ
アメブロも書いてます。
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。
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