みなさん こんにちは
さて、世の流れはBEVとなってます。
次点でFCEVです。
これらの理由は「大気汚染を発生させない」、つまり、排気がないことが上げられます。
ヨーロッパでは脱炭素の流れにこの大気汚染をなくすというポイントも重要だったりするので、
「出さない」ということがクローズアップされていますが、公害大国でもあった日本では何故かこの点が軽視されているように思います。
なので、ハイブリットが〜・・とか水素エンジンが〜・・とかe-Fuelが〜・・・と話が盛り上がるわけですが、これらの前提からするとヨーロッパではあり得ないことが理解できると思われ。
ちなみにポルシェのe-Fuelは再エネで水素を作っているので、日本が想像するそれらと立ち位置が違います。
また、その利用用途も予定では限定的なので、これらから明るい未来を見るのはちょっと違うと思われ。
特に現時点では。
パリ協定の取り組みが大前提だと「出さない」は重要なキーワードです。
それは理解しておく必要があるでしょうね。
で、そのe-Fuelで面白いデータが出てきました。
欧州運輸環境連盟、T&Eが通常ガソリン車とe-Fuelの大気汚染についてテストしたらしい。
出典：Transport＆Environment
見ての通り、ガソリン車と変わらないレベルで空気を汚染する・・となりました。
まぁ、e-Fuelってのは理屈でCO2を置き換えてるだけで、実際に燃やせば色々出ますからねぇ
当たり前な結果といえましょう。
この結果が出たということは何を示すか？・・ですが、e-Fuelはあかんで・・ということでしょう。
CO2排出とならぶもう一つの目標、大気汚染対策はヨーロッパでは鉄板です。
なので、数多く普及させるものはコレを否定してくると思われます。
じゃあe-Fuelはどうなるか？・・ですが、ポルシェなどに乗る富裕層のための燃料になるんでしょう。
もちろんポルシェのやってますアピール用に。
これらは既存ガソリンよりはるかに高いですからねぇ・・一般向けには厳しいです。
ちなみにe-Fuelは現在まともに販売はされておりません。
なので今後、生産されるとしても、時間もかかります。
また、かなり高額になるのは間違いなく。
このテスト用に調達するのでも大変だったとか。
さらに興味深い話が。
これらは電気自動車に電気を供給するよりもはるかの効率が悪い・・と。
まぁ、先の話の段階でそれも当たり前なことですよね。
で、これに具体的な話がありました。
新車の10%がそれであったとして、e-Fuelを供給するとすれば再エネを23%増やさないとダメとか。
そもそも、それらで優先させるべき対象は飛行機である・・と。
ごもっとも。
飛行機は自動車ほど選択肢がありませんからね。
そんな感じですが、こうやって大気汚染の件もはっきりすると、
今後の流れが読みやすくなりますよね。
え？水素エンジン？ 出すからあきませんよね。
今日はここまで。
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。
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