みなさん こんにちわ
さて、日本以外の世はBEVの流れとなっていますが、
いかんせん日本の媒体やBEV否定派の考え方を聞いていると「抜けていること」があるなぁ・・と思う今日この頃です。
それはなにか？
期限についての理解。
まずこれらのきっかけはパリ協定です。
取り組み開始は2020年から。ゴールは努力目標の2050年カーボンニュートラル 。
そして多くの国で2030年内燃機廃止、2035年PHEV廃止ということでゼロエミッション化が進んでいます。
その"多数は国"の規制等々でどんどんBEVでなければ難しいという状況が出てきています。
それらで商売するにはBEVは必須です。
これは議論の余地なし。
そもそも議論できる余裕あるんか？・・ていう点ではもう無いんですよね。
もう取り組みは走り始め、とっととカーボンゼロ に向かう必要があるので。
なので海外勢は2020年までを目標にBEVを開発。そして販売。
これはバッテリーやそれらを生かすコネクテッドシステムなどの実用性の確保ができたから・・でしょうけど、「１番目にBEV」てのはもう決定したようなもんなんですよね。
そしてそれに合わせたインフラ構築。洋上風力推進ブームもそのため。
そのOPとして別の方法は考えても良いとは思いますが、まずはBEVってのが流れ。
日本はその「取り組みスタート」が「検討スタート」になっているように思うんですよね。
そしてそのゴールが無期限みたいな雰囲気。
海外勢からしたら「は？今頃なにいうてんの？」な話なんですよね。
先のオリンピックでもトヨタがコンセプトカーを走らせてましたが、
あれも「いや、走らせるのは販売するモデル(=bZ4X)だろ？」とかとか言われてました。
その取り組みに対しての理解の仕方が完全にずれているわけなので、
日本では「ヨーロッパが先走っている！トヨタ潰しだ！」・・というような話に。
ヨーロッパでは「日本が遅れている。日本は環境後進国だ！」・・となるわけです。
まぁ、日本もパリ協定に合意してますから考え方としてはヨーロッパ的でないとダメなんですけどね。
そもそも日本はエネルギー自給率が低いので2040年までの洋上風力設置などで再エネ比率6割を目指すなどは非常にメリットあるのに、それになぜか反対ってのはねぇ
オーストラリアから水素を運ぶということ自体がナンセンスなんですが、結局これらも利権なんでしょう。
というか、ほんとに日本って温暖化対策に対して無関心なんだなぁ・・と思います。
ここは一旦、パリ協定とはなんぞや？・・からやらないとダメなような気がしますね。
そんな感じですが、ロンドンバスって皆さんご存知ですよね？
二階建てのあれです。
あれにもBEVの波がきています。
出典：Equipmake
このEquipmakeのバスですが、BEVのテスト車両なんですって。
これが年末までにロンドンでテストに入るんですと。
そのスペック、最大536PS、3500Nm（!!!）という驚異的なもの。
バッテリーは最大543キロワットとのことですが、商用車にはとても向いている内容ですよね。
設定されたルート、スケジュールされた再充電時間、優れたロジスティクスにより、都市交通で発生する公害を減らせれるとのもっぱらの噂。
走行可能距離は最大400kmとのことで、日常スケジュールでは十分とのこと。
そしてもちろん2024年からのロンドン交通局の安全基準を満たしているので、安全性も向上しているとのことで、不足は全くなし。
このように日常のスケジュールが規則正しいもので距離もしれているならBEVで十分に運用できるってことですね。
ヨーロッパでのBEVトラックも同様の運用を想定していますので、結局「その使い方」でBEVでいくのか、FCEVでいくのかが分かれそうですね。
となると商用でもBEVが7割以上になりそうに思ったり。
日本ではどうなるんでしょうね？
三菱ふそうはトラック/バスの電動車ニーズ対応でグループのダイムラートラックのそれらを国内導入する可能性がある・・と言ってましたがやはり国内生産も遅れていきそうな予感が。。
そんな感じですが、ここ半年で海外勢の話がすごく進みましたよね。
この勢いがすごいと思うんですが、これも2020年に合わせてきた結果なんでしょう。
この年単位の開発のズレってなんだか怖いですよねぇ
今日はここまで。
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。
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