みなさん こんにちわ。
世はBEV時代。
VWはそのトップランナーとなってますが、そうなる前にはディーゼルゲートの話がありました。
まぁ、日本は全く関係ない話だったんですが、人の思い込みとは怖いもんで、
ここぞとばかり叩く人が多かったように思いますね。
実際にほとんどの人はそんな規制の話とは無関係なのにね。
そのイメージがついているので、何かあればこれを出してくる人も多く、
国産メーカーのいろんなことは言わないのにねぇ・・と思うこともしばしば。
逆にそれらを正しく認識できてないよねぇ・・とも思うわけですが、日本ってそういう印象操作がすっごく多いように思ったりします。
自由な国です。
で、そのVWの話題でカルテルの話がでてきました。
これはディーゼルゲートよりさらに昔の話。
なので、現体制とは関係ないと言い切れるくらいなんですが、同様のパターンになってますよね。
これを今回深掘りしましょう。
簡単に書くと
「これらのドイツ自動車メーカーは、有害な排ガスをEU法が定める以上に除去する技術を持っていたものの、その技術を活用するのを控え、ライバル企業との競争を避けた。」
ということです。
これの行為の期間、2009年6月25日から2014年10月1日まで。
つまり、11年前から7年前の出来事なんです。
ディーゼルゲートより前ですね。
そしてそれは当時の規制にかかってるわけでなく、その規制をだますディフィートデバイスがあったわけではなく、全く別の調査。
「もっとできるのにやらんかったやろ?」です。
さて、カルテルとはなんぞや?
これ小学校だっけかな?習いましたよね。
簡単に書くと
「複数の企業が連絡を取り合い、本来、各企業がそれぞれ決めるべき商品の価格や生産数量などを共同で取り決める行為」です。
シンプルに談合です。
今回のこれはVWグループ・BMW・ダイムラーで行なっていたんですが、罰金くらったのはVWグループとBMWです。
ダイムラーはどうなったのか???
これね、チクったから無罪放免なんですと。
これで「いやいやいや、それはおかしいやろ!」と異論出まくってて面白いわけですが、
それはともかく、VWは認めつつも法的手段に出るとか。
VWの言い分。
「欧州委は初めて、技術的な協力を独占禁止法違反として扱った。新たな司法の領域に入り込んでいる」と。
そして、「危害を受けた客がいないにもかかわらず制裁金を科した」と指摘。
そんな感じでカルテルはカルテルなんでしょうけど、何か不思議な感じがしますよね。
メディアの報道では軒並みダイムラーには触れてないので見出しだけ読む人は誤解しますわな。
正しくは「ドイツの5つ自動車メーカー、カルテルでダイムラーを除くすべてのメーカーに制裁金 ※ダイムラーはチクったので免除」が正しいですよね。
しかも日本の媒体には「排ガスカルテル」ってタイトルも見受けられます。
印象わるいなぁ・・と(笑
表現の自由、極まれり。
ちなみにダイムラーは100%罰金免除ですがVWグループは45%罰金免除ですって。
ほら、イメージ変わるでしょ?
ちなみに細かい話を書くと、早い話アドブルーの話なんですって。
簡単に言うと、そのタンクのサイズについて談合したと。
こんなので談合ですか。。
そんな感じですが、例のごとくネットニュースのコメント欄は例のごとくの展開に。
「ディーゼルゲート以来、かわらないな」というコメントからその理解度がわかりますよね。
>
で、これがあっても世界のEVの流れが変わるわけでなく。
むしろ、「だったら出さないのが正義!」となるきっかけになるかもしれませんね。
今後の展開が気になるところです。
アメブロも書いてます。
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。