みなさん こんにちわ。
さて、世は電動化。
これのきっかけは「パリ協定」
決してトヨタハイブリットに勝てないから〜・・な、みみっちい話じゃなりません。
国際合意の取り組みですね。
で、2020年からその取り組みがあるわけで、
欧米メーカーはそこに合わせて開発し今の販売に繋げています。
国産メーカーが一部を除いて動きが遅いと言われているのはこの点。
2016年に発効したのにある意味放置してたんですよ。
VWはCOP21前後には開発開始、翌年にMEBを発表。
そのMEBを使った車は2020年後半でやっと発売です。
つまり4~5年かかっているんですね。
これは通常の自動車の開発期間と同じと言えますが、開発をしてなければ今頃だ出せないわけです。
内燃機関プラットフォームベースなら開発は短期で済みますけどね。
日産はルノーとの絡みでユーロ対応をする必要があったので、日産主導でルノー日産三菱アライアンス用の専用プラットフォームを作り、アリアを発表したわけですが、ある意味ルノーが絡んでなければこれもできていなかったかもしれません。
・・といってもまだ販売前。
詰めはこれから・・という雰囲気なのでタイミングを外したくないから先に見切りで発表したという風に思え、であるならば、日産も開発は2017年くらいからなのかもしれません。
専用といいつつRRでないので、内燃機ベースでの発想となってるようにも思いますが。
某T社はもうすぐ発表する・・と噂されていますが、これも同様な見方があります。
つまり、発表はすれど販売はまだまだ先・・と。
これらもそれらのラインを見ると、車の基本的な開発過程がわかるようにも思うんですが、
なんやかんやで世間は電動化です。
最近の調査ではヨーロッパは電動化がさらに加速していくと予想され、2030年には新規登録の60%弱がBEVになるとも。
これは新しい「Euro7排出規制」や「排出基準を決めたものよりさらに厳しくしよう」とする動きもあるので、購入インセンティブも変わっていくはずだ・・が前提となってます。
つまり、助成金が変わっていくわけで、すでにハイブリットの助成は2022年から支給されなくなったものも多いとか。
プラグインハイブリットについても「一時的な解決策」とされており、それらは電気自動車の飛躍的な進歩により未来がないとも言われています。
面白い話ですよね。
確かに2035年までのつなぎではありますが、その「つなぎ」を一生懸命作ろうとするメーカーもあるわけで。
そんな流れがあるわけですが、パリ協定復帰のアメリカでも動きが加速してます。
ワシントン州議会が「クリーンカー2030」を可決しました。
これには「2030年以降のすべての小型車は電気自動車を義務付ける」という目標を設定する法案です。
結果的にワシントン州は法的に内燃機自動車禁止を可決した最初の州となりました。
これはアメリカでは最も早いタイミングでの販売禁止ですね。
ちなみにカリフォルニア州とマサチューセッツ州は2035年までの禁止を計画しています。
ポイントはワシントンがカリフォルニアよりも先に行ったことです。
カリフォルニアといえば、環境規制マニアな州。
それを追い越せ!・・でやっちゃったわけです。
今後、この流れに続く州もあると思うんですが、どちらにせよアメリカでのシェアが多い日本メーカーには辛い話ですね。
さて、どうなっていくんでしょうか?
ということで、今日はここまで
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。