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EUでハイブリットが売れている ≠ トヨタのハイブリットが売れている  〜HEVのカテゴリー、実はマイルドハイブリッドも含んでいます〜 【4】

 

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みなさん こんにちは!

さて、欧米でハイブリットが売れている・・というニュースの核心がなかなか知られていないので、いろいろ書いていきました。

で、今回はそれのまとめです。

まず過去回。

 

 

これらを読んでもらうと、日本の媒体のトヨタ忖度がよくわかるかと思いますが、

大事なのはハイブリットがトヨタ固有のものでなく、

欧米のそれらのカテゴリーはいわゆるマイルドハイブリッドを含んでいるということ。

 

なのでEU発表のHEVの中身でトヨタはわずかということになります。

 

それがどれくらいか?

 

ざっくりこんな感じ。

これもかなり贔屓目に見ての分け方ですが、見てのとおりHEVの75%程度はマイルドハイブリッドです。

 

つまり、日本のトヨタ盲信者が「あんなのハイブリットじゃない!」と言い続けたのが大半ということです。

 

で、なぜこうなったか?

 

先の話にも書きましたが、欧州自動車メーカーは続いていく排ガス規制に対応するために電動化が必要となっています。

結果、低排気量+マイルドハイブリッドとなるわけで。

 

で、新型モデルはこのマイルドハイブリッド搭載モデル、PHEV、電気自動車しかないようなラインナップとなっています。

 

これはディーゼルもガソリンも・・ということで、このHEVのほとんどがそれらに48Vがついたもの・・と思っても良いレベルです。

 

なので最近のBEVが鈍ればHEVが増えるというこれらの数字の動きは必然なんですよ。

 

で、決してトヨタが爆売れしているわけでなく。前年比で好調でも109.1%ですからね。

日本での販売台数よりも少ないヨーロッパ圏での109%がどんなもんか?・・は極端にもちあげるものではないことがわかるかと。

 

で、そのトヨタのヨーロッパ圏の全ての販売台数は・・

 

販売台数は・・

 

こんな感じです。

 

ぶっちゃけ、冷遇されてたヨーロッパ組は頑張っていると思います。

本体でなく、ヨーロッパ組の話。

その結果、現在のトヨタのグローバルカーのデザインってヨーロッパ主導ですからね。

 

で、ここで大事なこと。

 

日本の盲信する方達はヨーロッパでめちゃくちゃにトヨタが売れている・・と思っていそうですが、

こんなレベルということ。

そしてヨーロッパ圏の電気自動車販売台数のおおよそ半分くらいがトヨタの全販売台数ということ。

 

BEVも前年比で伸びていますが、結果的にトヨタのそれらが影響しているか?・・となると関係ないですよね。

 

 

そんな感じで、日本で何故か起きているハイブリット最高論ですが、それはあくまでも日本的な思考ということで。

 

で、欧州メーカーが電動車を作るのは既存モデルの排ガス規制対応・・という点でやらなければ売ることもできなくなるので。

 

その規制の結果・・

 

ヨーロッパでは86/BRZが消滅となります。

これは安全法規制も絡む結果ですが、2024年いっぱいで販売ができなくなるわけで。

 

 

 

 

で、これらの流れは2050年まで続くわけです。

 

 

つまり、現時点でも現状の内燃機が生き残る術はヨーロッパではありません。

そのタイミングがズレることがあったとしても、規制がかかると売れなくなるんですよね。

 

もしこれらの方針が変わるとすると、人類の敗北・・となるわけです。

 

え?大袈裟?

 

いえいえ、

世界をリードする先進国が、できるとして進めた国際合意を履行できなくなるわけで。

その意味はもう敗北以外にないわけで。

 

 

となると、どう言う形であれ、現状維持では無理ということとなります。

 

 

ちなみにヨーロッパ、水素ステーションが減少に転じています。

多くもないのに減少って・・

 

 

というわけで、これらの変化には原因がきっちりあるわけです。

そして日本で「韓国の車なんて買うか!」「日本車を買え!非国民!」みたいに言う人がいるのと同様に

ヨーロッパでは「日本の車より地元の車を買え!」という声もあるわけで。

 

そんな都合よく日本のものは良いから売れると思ったら間違いですよ。

その良いの定義が違うので、ヨーロッパでTHSはシティユース以外は受け入れられていませんから。

 

 

そもそもTHSはトヨタの販売台数のおおよそ3割です。

つまり7割程度はTHSを選んでいないわけで。

 

そういう目線、大事ですよね。

 

 

ちなみに少し前に会長が電気自動車は売れてもシェア3割・・てのは、

この自分のところのハイブリットのシェアが頭にあっての話なんだろうなぁ・・と感じています。

 

自分たちのそれらが3割前後なのに電気自動車がそれを超えることはない!・・みたいな(笑

 

知らんけど。

 

 

兎にも角にも世の情報はパリ協定を無視して目先の数字でやんや言うてます。

それに一喜一憂してる方々はほんと何と戦っているのやら?・・と思いますが、

この流れは基本変わらないです。

 

 

パリ協定が消滅しない限り。

 

 

ということで、この話題は一旦終了。

 

 

本日はここまで。

 

 

 

 

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