みなさん こんにちわ。
あるいは こんばんわ。
さて、世界の流れは電気自動車となり、その流れははっきりとしてきました。
2035年以降はEU圏はゼロエミッション 車でないと販売できなくなる方向で、
その拘束力は日々強くなっていっています。
EUではPHEVについても販売に頭打ち感が出ており、BEV化がより進みそうに思いますが、
まだこれらの変化は始まったばかり。
そして供給問題があるので長い目でウォッチしていく必要がありそうです。
ゴール地点はパリ協定の目標があるので変わらないです。あくまでも途中経過が変わるくらいでしょう。
そんなBEVは全固体電池が待たれております。
そのスケジュールも見え始め2025年ごろから量産は始まると思われますが、
その全固体電池は何がいいのか?
シンプルに
・液体でなくなるので火災リスクが減る
・容積が減る
・エネルギー密度が高い
・温度管理が楽
・超高速の急速充電が可能
・高寿命
これらが既存のバッテリーよりも優れていると言われています。
性能からすると、電気自動車だけでなく全ての分野で必要となる技術となるわけですが、
これができれば電気自動車の走行可能距離問題や充電時間問題はかなり軽減します。
注)インフラは別の話。
もちろん小型化次第ではスマホやPCにも使えるわけで、そうなるとゴリゴリに使っても4日持つスマホ/PCができたりしそうです。
電気自動車についてはバッテリーの重量も問題視されますが、それも軽量化できるので世の機械式駐車場への対応もできると言えましょう。
その全固体電池、各メーカーが色々と取り組んでいます。
情報発信から見えてくるのはフォルクスワーゲンが投資しているQuantumScapeが一番進んでいるように感じています。
少しまえに BMW/フォードが投資するSolidPowerがパイロットプラントを作るという話がありましたが、QuantumScapeはすでに稼働しています。
2025年あたりを目処にVWがそれを搭載した車両を発表する予定ですので、各メーカーがそのタイミングで追いかけているような印象です。
それを言えるということは着地点が見えているということなので非常に期待したいところですが、それらの普及はさらに5年程度かかるんでしょうね。
その全固体電池開発ですが、トヨタの取り組みのご紹介。
トヨタはベンチャーキャピタル「トヨタ・ベンチャーズ」という会社があったりします。
その会社が全固体電池を開発しているIONStorageSystemsに投資しています。
このコピー、いいですよね
「より良い電池、妥協のない製品」ですよ。
「最善か無か」みたいで素敵です。
もちろんトヨタベンチャーズ以外からも投資を受けていますが、その投資により施設を拡張。
年間10MWhの次世代全固体電池を生産可能な生産ラインができるらしい。
ターゲットは家庭用電化製品、自動車、定置型ストレージとのこと。
まさに全固体電池が生活を変えていきそうな話です。
トヨタベンチャーズはこう言います。
「IONの2層セル設計は画期的なもの」と。
そしてこうも。
「このアーキテクチャは、これまで全固体電池を悩ませてきた技術的障壁に対処でき、高エネルギー密度、強力なサイクリングパフォーマンス、広い温度範囲、高速充電など、広く採用されるための重要な次世代パフォーマンスメトリックを可能にします。これはゲームを変えるテクノロジーであると信じており、全固体電池の可能性とパワーを解き放つために働くIONの専門家チームをサポートできることを誇りに思います。」
・・と。
電池の供給については色々な手段がありますが、全固体電池については次世代技術なのでまだその前の話。
なので、トヨタの全固体電池の開発も限定された中でされているはずですが、IONはその一つということですね。
あまり情報が出てこないトヨタの全固体電池の話題ですが、こういうのを知ると少し安心しますよね。
尚、それらがいつ量産化されるかは不明です。
本日はここまで。
アメブロも書いてます。