みなさん こんにちは。
さて、世はパリ協定に始まった環境対策推進による電動化が何かとブームではありますが、
「電気自動車」にどのようなイメージを持っているでしょうか?
電気で走る・エコ・長距離走れないというイメージが先行していると思います。
それは何故か?
それまでのイメージ戦略もありますが、単にそれらを超えるイメージを持てるようなBEV車が第一世代にはなかったから。
さて、おさらいです。
パリ協定は2020年からのCO2排出に対しての取り組みについての国際的な枠組みです。
BEVについてもこのタイミングで「いわゆる普通に使えるレベルの第二世代」が用意できることになり、
またその先のバッテリー能力向上も見込めたことから、欧米メーカーはプラグインカーにシフトをしはじめました。
もちろん、パリ協定の取り組みが始まる2020年に合わせて用意してきたわけです。
この結果、2020年はBEV元年となり、各メーカーからどんどんBEVが発表されたわけです。
全固体電池の開発があと5年程度で目処がつくと言われていますので、
この10年でBEVはPHEVに置き換わるレベルまで成長すると思われますが、
この流れが本物というのは欧米メーカーの開発速度とその内容、そして国家ぐるみの再生可能エネルギー普及などを見ていると十分に「本物」であるとわかります。
仮にそうでなくても欧米の枠組みがそうなると、それが「ルール」であるということになります。
そうなると、否定はできませんよね。
そのBEVは内燃機関にはないメリットが多くあります。
・ゼロエミッション
・大気汚染の減少
・自宅で充電
・部品点数の低減による故障率低減
これらは当たり前
自動車としての本質的な部分が優れてます。
たとえば
・超程重心よる超ド安定
・重量がホイールベース内に集中することによるコントロール性の向上
・オーバーハング上とその位置に高さのある重量物がないことによるイナーシャの低減
・モーターによる高い反応と伝達性、それによる姿勢制御の容易さ
・トルクベクタリングコントロールのしやすさ
・専用RRレイアウトプラットフォームによる理想的なトラクションの提供
・構成部品の大きさによる前後輪のステアリング能力の向上
・ホイールベース内が堅牢なので剛性感が非常に高い。
等々。
もちろんこれはRR駆動の専用プラットフォーム車でないとすべて当てはまりませんが。
そして堅牢なキャビンによる衝突安全性向上もポイントですね。
これらのことから欧米メーカーはデメリットを上回るメリットがあると判断し、
また走行可能距離がある程度確保でき、先行きも見えているので一気にBEV化になっていっているのが現状です。
自動車好き、こと運動性能重視なユーザーにとってもこれらは魅力に映ると思いますが、
デメリットももちろんあります。
・温度管理できてないバッテリーの劣化
・季節によるバッテリー能力変化
・充電時間
・走行可能距離
これらはこの1年間だけでドンドン良くなっていっているので、
5年後の全固体電池普及時には解決の目処がたっているかもしれません。
VWは給油時間で充電完了・・を目標にしています
から。
まだインフラも含めて過渡期なBEVですので、こと日本においては飛びつくまえの熟考は大事だと思いますが、
そんなところに「最善か無か」のメルセデスベンツが最善なBEVを発表しました。
EQSです。
メルセデスが出すBEVのフラッグシップモデルとなります。
どうですか?今までのEVのイメージからすると、違うものを感じると思います。
テスラモデルSキラーとなるのは間違いないこのメルセデスベンツのBEVですが、
Sクラス級のこのモデルはメルセデスベンツの自動車メーカーとしての良さが全部詰め込まれてます。
自動車メーカーの本気・・といいましょうか。
その内容は完全に「最善」です。
プラットフォームは電気自動車アーキテクチャの専用MEA。 従来のEQは内燃機関プラットフォームベースですが、これはMEA最初の車となります。
ボディはアルミを多用。
フレームレスなドアはオートドアクローズ/オープンのOPも。
走行可能距離は最大770km。
バッテリーは107.8kWhのリチウムイオン電池。
もちろん温度管理付き。
結果、10年または25万キロの保証付き。
最大充電能力は200kW。
15分で最大300km分をチャージできます。
EQS450は、後輪駆動で329bhpと338lb ftのトルクを提供。
EQS 580は、AWDで合計516bhpと631lbftとなっています。
2480kg EQS 450は0-62mphを6.2秒、
2585kg EQS 580は4.3秒。
最高速度は131mph=210km/hです。
空力も優れ抗力係数は0.20と量産車世界記録。
これもEVならでは・・と言えましょう。
足は前後マルチリンクでアダプティブダンパー。
リアの操舵もあり4.5度もステアします。
これにより最小回転半径は5.95mです。
さらにOPで最大10度となり、それでは最小回転半径は5.45mになります。
長さ5216mm、幅は1926mm、高さは1512mm。
ホイールベース3210mm
オーバーハングがとても短くなっています。
ラゲッジは610L
リアシートも倒せて1770Lまで広がります。
これだけ開口部があれば、ロードバイクが横にして載せれますね
インテリアはデジタルハイパースクリーンがドンとありますが、これはOP。
それよりも内装の質感がすごいです。
インフォティシステムがすごいですが、細かい話は端折ります。
で、ドライバー支援システムは合計350台のセンサーにより制御され、
OPのドライブパイロットシステムでは自動運転も。
のちに760PSのAMGも出るらしい。
しっかしまぁ、綺麗な車だことで。
画像だとわかりづらいでしょうから動画をどうぞ。
完全に未来です。
これらが当たり前にはならないですが、これほどの車が出てきたということは今後のBEVにも期待ができますね。
未来じゃないのは・・ここかな?
ウォッシャー液の補充口(笑
ということで、メルセデスベンツがフラッグシップを出してきたことで他社がどうしていくのか?・・が楽しみですね。
一つの基準として770kmの走行可能距離、
そして10年または25万キロの保証付きのバッテリー。
これを達成するメーカーが出てくるんでしょうか?
そしてEQSの弟モデルも予定されています。
EQEですね。
サイズ的にこれはとても期待ができますが、EQSの仕上がり具合を見るとこちらも期待できそうです。
今後、このEQSも日本導入となると思われますが、その際にはがっつりチェックしたいと思いますが、
さすがはメルセデスベンツ・・と言ってしまうことは間違いないでしょう。
日本導入が楽しみですね。
本日はここまで。
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時節柄、厚労省サイトのリンクを貼っておきます。
新型コロナについてはなによりもここを確認するのが間違いないと思われます。
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