みなさん こんばんわ。
さて、寒気襲来で明日東京でも雪が降るとか。
そんなタイミングで出てくるのがEVで立ち往生にあったら・・という定型文的な記事。
いやね、2030年に向かって色々とEVも変わっていき、インフラも変わっていくのがもう分かっているのに、
既存のEVで「命の危険が〜」とか前提抜きでやってるんですよ。
いやいや、1/4しか残ってない内燃機とフル充電のEVでハマったらEVのほうが持つよ?
救助が来なかった場合、結局内燃機でもアウトでしょーに・・とか毎度のように思うわけで。
以前のブログで・・
内燃機の排気量ごとのアイドリングで何時間稼働できるか?・・てのを書きました。
排気量 660cc 0.41L/時間 6.9ml/min
排気量 1000cc 0.63L/時間 10.5ml/min
排気量 1500cc 0.95L/時間 15.8ml/min
排気量 2000cc 1.27L/時間 21.1ml/min
排気量 2500cc 1.58L/時間 26.4ml/min
排気量 3000cc 1.90L/時間 31.7ml/min
排気量 3500cc 2.22L/時間 37.0ml/min
排気量 4000cc 2.54L/時間 42.3ml/min
排気量 4500cc 2.86L/時間 47.6ml/min
排気量 5000cc 3.17L/時間 52.9ml/min
シンプルにこれだけ燃料を消費するわけです。
同じ内燃機でも排気量が倍ならおおよそ倍の燃料を消費するわけで。
で、あれば「豪雪で立ち往生、内燃機でも大排気量は命の危険が!」・・て記事もあっていいと思いますけどね。
で、決まって(プラグイン)ハイブリットが最高!・・とかいうのを見るんですが、今日はそのPHEVがネタです。
某サプライヤーの未来予想図。
これ見てわかる通り、2025年と2030年のFHEV(トヨタのアレ)は割合変わりませんね。
で、PHEV、これもさして変わってませんね。
これは全世界での割合ですが、48VとBEVは伸びますね。
これらの予想にはもちろん各国の補助金など含まれての予想なわけでしょうが、
ドイツでPHEVはただいま爆売れ中だったりします。
これは助成金が大きいため・・と言われてます。
ドイツ車のPHEVは元の走行性能に底上げをかけてるような作りですので、
「走行性能」と言う意味でも大きく崩れないので、走り重視な市場でも受け入れられやすいんだと思いますが、
複数の動力をもっているので環境マニアからは非難されてるとか。
それはガソリン車やディーゼル車よりも重量があり、EVよりも環境配慮ができてないから・・らしいです。
向こうではハイブリットはつなぎの技術扱いなのでそういう話もあるんでしょうね。
まぁ、酷く言うとIHクッキングヒーター付きガスコンロみたいなもんですから。
そんなことを言っても少なくとも2035年までは発展の可能性があるプラグインハイブリット。
でも意外と短命になる可能性もはらんでいます。
というのはこの税制優遇措置とその助成金の変動がありえるので。
ドイツでこの対象はEV走行で40km以上走行可能という条件のみ
でも2022年はじめにこれらは厳しくなるんですと。
この次の条件は「WLTPで60km以上走行可能」
欧州車の新型車はクリアしてきているのが多いですが、それでもクリアできない車も多いとか。
その意味でクリアできないなら廃止・・とか、そもそもEVにシフト・・とかが有り得るということですね
。
そして聞くと厄介なのはEUは実車両のカタログ値でなく本当の燃料消費量をモニタリングしていくとか。
つまりEUは、個々のドライバーの消費量をチェックする権利を与えられているということです。
で、本当に経済的である・・というのを保証していくとか。
うん、えぐい(笑
これ、日本も追いかけたら嫌だなぁ・・とか思ったり。
そんな流れがある中、わかっているのは2025年までに計画されていたこれらの「割引」、
徐々に削減や廃止される可能性があるらしい。
そうなると消費者はPHEVを選ぶ理由が少なくなっていくので、そうなると48VやEVにシフト・・となっていくということですね。
全固体電池の見込みがあるので実際は距離や燃費、排出量は改善されていくわけですが、
同時にEVも性能が上がっていくわけなので・・
うん、やっぱバッテリーとモーターが改善されていくとEV一択になっていきそうに思ったり。
部品点数がPHEV>内燃機>>EVですからねぇ
メーカーも利益確保目指すわけですし。
本音と建前がありますが、こういう政策の影響もあるのが面白いですね。
まぁ、私は自動車としてマトモな動きをするならばなんでもOKですが(笑
ということで、今日はここまで
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