みなさん こんにちわ。
さて、トヨタはハイブリッド車や水素燃料電池車に多額の投資をしています。
そのせいか客観的にはBEVに関しては”遅れている”と評価されることが多いわけです。
そしてBEV推進の話には何かと反対を掲げていたりします。
よく知られる話では
・2030年までに英国政府が内燃機関を禁止することに反対
・米国の自動車の燃費基準に反対
結果、その行為は「気候変動対策を繰り返し弱体化させた」と見られています。
そして今回の騒ぎとなっています。
投資家である大規模ファンドや活動家から圧力がかかったわけです。
これに対しトヨタは「当社と業界団体を通じて公共政策の関与活動を見直し、パリ協定の長期目標と一致していることを確認する」と発表。
今年末までに発表するらしい。
これに対し、ファンド側は
「この動きは、PRのためのものではなく、気候に関するネガティブなロビー活動の役割に終止符を打つという明確なシグナルでなければなりません。」と釘をさしてます。
見せかけはダメよ・・てことですね。
そして「トヨタがネガティブなロビー活動を変更しない場合、ファンドはトヨタ株式を売却する準備ができている。」とまでも。
いやはやすごい圧でしょうね。
まぁ、骨がパリ協定ですから、それに反する内容のロビー活動ってのはよく見られませんよね。
これは当然だと思います。
たとえ自社の戦略があったとしても相手が悪い。
国際的枠組みの合意に対して・・ですからね。
これに対してのコメントはこんな感じ ※USのサイト
・トヨタの方針が変わるまでトヨタを買うべきでない
・"トヨタの株を売却したが、トヨタがロビー活動のやり方を変えれば再度購入を検討する "とファンドは言うべきだった。
・かつてはトヨタのファンボーイでしたが、最近では軽蔑しています。
・彼らの投資家は、彼らよりも状況を理解しているようだ。
皮肉ですね。
・すべてが腐敗している。汚染でさらに多くの人々を殺そうとロビー活動をしている
・"今年末までにアクションを発表すると付け加えています」。いったいこの作業に8ヶ月もかかるのでしょうか。
これは「年末まで反対のロビー活動を続け、移行を遅らせることができるかどうかを確認し、その後、方針を変えて、ずっとリーダーだったふりをする」ということになります。
・世界は移動手段を全て電気にしています。トヨタは目を覚まして変わらなければ、シェアを失い続けるでしょう。
・トヨタは日本を破滅させる。
・問題は、リーダーシップが反EVであることです。そのため、企業文化も反EVです。それが会社全体を動かしています。
・日本では一企業だけではなく、みんなEVをなめています。
などなど
うん、辛辣ですね。
まぁ、どこの国でも某サイトのコメント欄状態になるということで。
言論の自由がありますからね。
これはこれでいいと思います。
でもこれがアメリカからのコメントということは注意すべきことでしょう。
なにせトヨタが世界で一番売れてる国からの声ですから。
※1位アメリカ、2位中国、3位日本、ヨーロッパ全土では65万台なので比べるとわずかです。
ちなみにアメリカでは年々トヨタは売り上げが下がってきています。
もしかすると、これらの行為やこの報道がそれに拍車をかける可能性もありますね。
果たしてこの問題、上手に着地することはできるんでしょうか?
こういう時だからこそ、トヨタには頑張ってもらいたいものです。
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。