みなさん こんにちわ。
さて、世は電動化時代(ry
世界的な電動化の波の流れがすごいわけですが、
合わせて再エネもぐいぐい伸びていき、
アメリカでも再エネで全ての電力の9割カバーできると試算されてるとか。
そしてシンガポールでは海上でのフローティングソーラーファームを完成させてます。
これらはCO2抑制がテーマとなっていますが最近の傾向では「大気汚染」もプラスされてきています。
電気自動車はCO2だけでなく排ガスがないので大気汚染が減るというメリットもあるわけで。
その2つの効果があるので、プラグインハイブリットもいずれ廃止・・となってるわけです。
CO2だけじゃないということですね。
トヨタもわかってると思うんですが、それは置いといて、
そんな中、ドイツ自動車工業会の会議が先日ありました。
ご時世的にリモートでの会議となった様子ですが、そこでこのような話がありました。
「自動車産業は、パリ協定の目標に取り組んでいます。電気自動車はこの目標を達成するための1つの方法です。」
はい、明確な話ですね。
わたしは常々書いてますが、日本の自動車産業でこの「パリ協定」に触れているメーカーがないように感じています。
CO2が〜くらいで事の本質のパリ協定が出てきてないんですよね。
上に書いた大気汚染もそう。
それもなくCO2が〜ハイブリットでも〜・・と言うてるわけです。
再度書きましょう。
電動化や再エネ推進の目的は「パリ協定」です。
なんで日本の自工会はこういう話ではなく550万人が〜・・みたいな「?」なCMを流してるんでしょうね?
私には将来のビジョンが見えないCMなんて・・と思うわけで。
結果、「だから買ってね」と遠巻きに言ってるだけにしか思えないわけで。
でも自動車産業はグローバル。日本でなく世界を相手にしていかないといけないわけで、
そこでそれはどうやねん?・・と。
まぁ、日本的とはこういうこと・・とも思うわけですが、続けましょう。
その会議では
・業界がパリ協定の目標達成のため、いろいろ実施していることに疑いの余地なし
・現在は混乱期。電気自動車は重要な分野だが同時にそのほかの水素やe-FuelなどのOPも必要
・BEVが市場に出回ってきているから充電ネットワークを拡張する必要がある。ヨーロッパ全体の充電インフラ拡張計画が必要
と。
ごもっともです。
電気は主流だけどカーボンニュートラルなそのほかOPも必要ってことですね。
つまり現時点で電気自動車がメインストリームなのはかわらん・・と。
そしてメルセデスはこの会議で「CO2排出削減は最重要。2039年までにメルセデスの乗用車は全てCO2ニュートラルにする。」と。
そして「700km以上の走行可能距離を持つBEV、EQSはそのマイルストーン」と。
来月、そのEQSはワールドプレミアとなりますが、長期に渡って計画がされているのがよくわかりますね。
ここまでメルセデスがはっきり道を示しているんですから、それは揺るがないものなんでしょう。
「最善か無か」 がどのようになっていくのかがポイントでしょう。
その他にも今後10年間は電気自動車と自動運転レベル2/3がトピックになる・・とか、
バッテリー管理(充電・放電)が重要とか話し合われたとか。
そしてドイツ政府の国務長官は言いました。
「ドイツが2020年の気候目標を達成したからといって、私が休む理由にはなりません。
e-mobilityへの切り替えをより積極的に行うなど、ポストコロナの時代に向けて排出削減を進めていく必要があります。」と。
さて、日本は2050年までに再エネ比率6割にすると言いました。
それは今の電力に対しプラスしての6割なのかどうかがミソになると思いますが、
どのように推し進めていくのかが日本はポイントになると思われ。
個人的には太陽光でなくアメリカ同様に風力がポイントだと思ってますが。
簡単にいうとこういう感じ。
これは千葉の銚子市の洋上風力発電です。
海外はこれをどんどんやってます。
イギリスは2200基以上、ドイツは1500基以上あったりしますが、日本はまだまだ。
でも日本政府はこの洋上風力発電を2040年までに4500万キロワットまで増やすと決めました。
これは火力発電所の最大45基相当。現在の2000倍になるとのことです。
トヨタが「原子力が〜」・・と言ったのでそれを鵜呑みにしている方もいますが、国の予定は原子力を増やすことでもなく太陽光でもなく洋上風力ですので、せめてそのあたりはもっと周知してもいいように感じます。
さて、問題は実行がいつ行われるか?・・ですかね?
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。