みなさん こんにちわ。
さて、世は電動化時代(ry
この手の話になると「トヨタはハイブリットが云々」という話題をよく見ますが、
そのハイブリットのシェアって意外と高くないんですよね。
日本でも年間の販売台数の4割となります。
これで世界でのハイブリット販売台数の半分を占めてるということなので、ざっくり120万台/年程度が年間のハイブリット販売台数となります。
これは年間の世界販売台数の14%程度。
昨年、ハイブリットの販売台数が世界で累計1500万台と言ってたので、だいたい合いますよね。
日本だけ見てたらハイブリットが多そうに思いますが、実際そんな感じ。
そしてヨーロッパでのトヨタのシェアは5%程度ですから、このハイブリットがヨーロッパでの覇権を握ったとはいえず。
ちなみにトヨタがよく売れてるのは中国とUSA。次いで日本。
結局ユーロのニーズとずれているということでしょうね。
そんな感じですが、トヨタの欧州戦略で 1.8Lハイブリットと2Lハイブリットを併売してます。
端から見たら「?」な売り方ですよね。
まぁ、大人な事情があるんでしょう。
この2Lは1.8Lが非力だから現地の要望に合わせ追加になった的な話が多いんですが、その2Lの実燃費が気になりますよね?
ということで、カローラのテスト結果を見つけたのでご紹介。
ドイツのメディアでの評価ですが、まず面白いのがそのシステムの動きが美しくない・・と(笑
ええ、そうですね・・という風に思うんですが、その特徴ある動きに「ガソリンエンジンは吠え、慣れが必要な音がする」と言われてます。
私がトヨタのそれを好まないのも同じ理由。
感覚と合わないから。
NAはCVTでもその感覚のずれは少なくいいと思います。
だからドイツ車乗ってるともいえるんですが、それはともかくそのスペックを見てみましょう。
この通り。
表の中に4.9L/100km(20.1km/L)とありますが、実際の走行では違った・・と。
まぁ、カタログ燃費と乖離するには世の常です。
で、実際どうだったか?
平均消費量は6.6L/100kmであったと。 つまり15.1km/Lです。
ええ‥ 普通。
エコランで5.1L、通勤パターンで6.2L、スポーティー走行で9.8Lだったらしい。
この詳細ですが、
・エコラン 経済的なパターンで約275km
・通勤パターン 平均21kmでの結果
・スポーティ 高速道路の割合が多く平均速度が高い約275km
これらの割合は
エコラン 15%
通勤 70%
スポーツ 15%
とのこと。
これって48Vマイルドハイブリットと変わらないような数値ですよねぇ
条件違いますので相対比較はできませんが一例。
これ、ゴルフ8 1.5eTSI(DSG)の数値です。
平均速度49km/hで合計33kmを40分かけて走った結果ですね。
4.4L/100km(22.7km/L)となってます。
このエンジン、カタログ燃費が6.2-5.6/100kmとありますので、それ以上に燃費が伸びているということになりますが、シンプルにエコランで5.1L/100kmのカローラと比べても優秀ですよね。
以前から言われてましたがヨーロッパ圏での走り方・使い方・走行ペースならTHSは極端な省エネ効果は出ない‥ということでしょうか?
だからヨーロッパ勢は走行フィールが普通な48Vに行ったのか?・・とか改めて思ったりします。
PHEVも構造としてはフィール優先ですもんね。
まぁ、構造的にもややこしくないわけですし。
いずれ同様にゴルフ8のテスト結果が出てきそうなので、その時に相対比較すればいいように思いますが、「マイルドハイブリッドを突き放すくらいのアドバンテージが環境によっては出ない」・・というのは事実のように感じたり。
なかなか興味深い内容ですね。
今日はここまで。
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。