みなさん こんにちわ。
さて、ダイハツが1月28日にリコールを発表しました。
内容はバルブボディの不具合。
以下転載
1.不具合の内容
動力伝達装置において、バルブボデーが異常摩耗し油圧漏れが発生するものがあります。
また、油圧漏れが発生した際に、AT(自動変速機)制御コンピュータのプログラムが不適切なため、
故障検知を正しく行わないものがあります。そのため、油圧漏れを正しく検出できず、
そのままの状態で使用を続けると、油圧漏れが大きくなり、
最悪の場合、意図せぬクラッチが係合し、一時的に急減速するおそれがあります。
2.改善の内容
全車両、AT制御コンピュータのプログラムを対策プログラムに書き換えるとともに、
油圧漏れを点検し、油圧漏れが確認できた場合には、バルブボデーを新品と交換します。
・・と。
対象は62万台。
実際に事故も起きたらしい。
この部品ですね。
これ、何のパーツかわかります?
簡単に書くとトランスミッションの変速制御のパーツです。
つまり拡大解釈すると、このリコールは「トランスミッションの故障」となります。
どこかで聞いたことありますでしょ?
はい、VW/AudiでDSGの故障ってありますよね?
あれと同じなんです。
ダイハツの説明にもありますが、故障検知するはずなんですよね。
で、ダイハツはどのように警告するのかわかりませんが、レベルが低いのであれば警告灯だけ。
高ければ変速を制限するんです。
速度の制限などもそれですね。
この検知ってのは何かしらのエラー、例えばタイミングが狂ったとかがそうなんですが、
ダイハツのこれはそのエラー自体も検知しないという(笑)最悪のパターンですが、
VW/AudiなどのDSGのはこのエラーを検知した段階で制限をかけて変速を特定ギアに。
速度も上限が決まっていわゆるセーフモードでの運用となります。
・・ので、エンジンを切って全OFFして再起動させると戻ることも多いわけで。
根本原因があるのであればまた警告が出てそのパターンになるので修理しないとダメということになるんですが、国産車とドイツ車の大きな違いはここの部分にあります。
・故障しててもなんとなしに運用できる
・わずかなエラーでもフラグを立て制限する
輸入車の故障が多いと思われる理由はこの制御に対しての向き合い方の差があると思っていいです。
そんな感じで思想の違いが制御の違いにも出てるんですが、表現としてはVW/Audiのも同じバルブボディの故障・・となります。
DSGが壊れる・・というイメージがありますが、バルボディってことですね。
話は戻ってこのダイハツの件、いろいろ掘ってみると実際暴走ぎみになった話を散見します。
暴走するなら止まったほうがいいですわな。
ということで、ダイハツもトランスミッションが壊れた!・・ということで(笑
電気自動車になると、この手のメカの故障もなくなるでしょうから修理も安価になるんでしょうね。
ほぼ電気制御の部分が問題になるだけなので。
父「15年前の車はオイル交換やフィルター交換もしないといけなくて排ガスでリアバンパーも煤けたんだよ。ホイールもパッドのダストですぐに真っ黒になったさ。今は電気自動車だから消耗品交換もほとんどないし、排ガスで汚れることもなし。ホイールも回生で減速するから汚れも減ったよ。あの時代は油くさかったけど、いい時代だったなぁ」
息子「え〜そんなの面倒。それで遅いんでしょ?電気になってよかったよ。洗車も面倒じゃん。あ!富士山見えるね!@東京」
そんな時代も来るんでしょうね。2040年ごろには
ということで、今日はここまで。
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。