みなさん こんにちわ
さて、ヨーロッパで電動化が進んでいっているのはご存知の通り。
これについて様々な意見を見ますが、オチからすると非常に合理的な構造にできるので、
この展開は必然と言えましょう。
なにせ構成パーツが少ない。
その分、メーカーは利益確保しやすく管理もしやすいわけで。
そして自動車としてはマスの集中ができ、重量増も内燃機のような悪影響として出ないばかりか、
内燃機ではできない低重心化とトルク制御の容易さで内燃機以上の基本性能を与えることができます。
そして開発コストも抑えられるという。
デメリットはドラマがないのと高い速度域での巡航性能、航続距離と充電時間とバッテリーの性能劣化でしょうね。
ニーズが合うところにはウケるわけですが、逆にそれ以外の用途だと足りないとなるのは当然な話ですね。
近所の狭い駐車場のスーパーに行くのにランボのV12は向きませんわな。
そういうことです。
オールインワンな使い方が多い日本はミニバンがウケたりするわけですが、
最近はユーザーの傾向もばらけてきてる印象です。
これもコロナの影響かもしれませんが、人や荷物を載せることが減ればそのあたりのニーズも変わりまるよね。
なので、日本でもヨーロッパのEV勢の展開が意外と期待できるかもしれません。
ポイントは通常の生活圏に充電設備があるか?・・がポイントでしょうね。
出先のスーパーで急速充電。買い物終わって出るころには70~80%に回復・・であれば、
普通の人なら週に一回その機会があれば回すことができるということになりますから。
多様化するニーズの一つの受け皿となる・・ということですね。
そんな感じですが、それらが先行するヨーロッパでは需要の変化が出初めてます。
ディーゼルの登録台数よりEV&ハイブリットの登録台数が多くなっているらしい。
つまりこれはディーゼルが減少に転じたということと、電動がプラスになったということですね。
このあたりの数字を見てると極端なんですが、9月の数字で見ていきましょう。
ヨーロッパ27か国では販売がわずかに回復、1.2%の成長があったとのこと。
約130万台の乗用車が登録されましたが、この内電動車は前年比156%だったとのこと。
一方ディーゼルはそのうちの24.8%と過去最低のシェアに。
たまたまとも言えますが、明らかに電動車が増えているということですね。
ちなみにこの電動車の内、多くはハイブリットとマイルドハイブリット。
つまりPHEVやHV、48Vなどなど・・てことですね。
ちなみにトヨタ/レクサスはこれらの3割のシェアとのこと。
このあたりが日本との感覚の違いになるんでしょうね。
で、EVに絞ってみると今まではテスラが主導してましたが、ここにきてVWやルノーなどが伸びてます。
数字でいうとテスラは-5%、VWやルノーなどはまとめて+352%。
そんな感じですが、現状はVWグループがヨーロッパでもっとも売れている電気自動車メーカーとなっているらしい。
ちなみにプラグインハイブリットはメルセデスが一番。
といっても単体車種ではテスラモデル3がダントツ売れてるんですと。
プラグインはメルセデスのAクラス。
面白い傾向ですよね〜
そんな感じで「内燃機関から電動車への移行が始まった」とアナリストは分析。
もちろんこれらは政府の政策もきっかけになってるわけですが、
今後もどんどん進んでいきそうな予感がします。
一方、メルセデスはディーゼル+48Vを出してきてます。
これも電動車扱いになるわけですが、次のCクラスに乗ってくるみたいです。
ディーゼルが今すぐなくなることもなく、各社ラインナップし後処理で環境適合させてきてますが、電動化を付加することで、活用できるのかが今後のポイントかもしれませんね。
はい、ヨーロッパではディーゼルはまだ廃止ではありません。
ミスリードにはご注意を。
ということで今日はここまで。
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。