自動車

CAFE規制の先にあるもの 〜 日本人が実感できてない2030年以降の流れ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさん こんにちわ。

 

なんかね、某自動車系ニュースで「「ホンダe」やレクサス「UX300e」…2020年に新型EVが続々登場する理由」って記事があったんです。

 

ちょっと視点が日本重視すぎて提灯感満載ですが、日本で多くの新型EVが販売され始めたのはCAFE規制のせい・・としてるんですね。

まぁその後に「数多くのEVが来襲したのは欧州規制の余波」としているので、その意味ではあってますが、その後の話がすごくてね。

 

 

日本は世界でもEVの普及がトップクラスに進んでいる国といっていいだろう

↓(略)

欧州のほとんど国と比べれば、現時点では日本のほうがEVの普及は進んでいるのではないだろうか。

 

断言しつつ疑問形のなってるのが草ですが、その後に

 

・全国のEV用の充電スポットは約1万8000か所

・せっかく開発した新型EVなのだから、インフラの整っている日本市場でも売れるだろうと欧州メーカーが考えたのだろう。

 

・・と。

なんというか「提灯感」満載です。

EVの普及は日本のほうが・・といっといてインフラの整ってる日本市場でも・・みたいな打ち消し会うような表現。

 

まぁ、いいですよ。

 

 

で、「ただし、店頭に並べれば黙って売れるというほど、日本の市場は甘くはない。」ときたもんだ。

で、「日産や三菱自動車という地元メーカーでさえ、EVの販売は苦戦しているのだ。」と。

 

 

 

なんというか、全体の流れが見えてない感じですよね。

まぁ今だけ切り取ればそうとも言えますが。

 

 

個人的に現在海外勢がやっているEVってのは勝手につけてますが「第二世代」です。

 

何がどうだと言いますと

 

・専用プラットフォーム

・モジュラー化

・走行可能距離400km前後以上

・セーフティアシストてんこもり

 

こんな感じですね。

 

今までの日本のEVは根本的に車体は流用、走行距離は短い・・てのがネックだったんです。

 

日産リーフも結局はそう。

モデルチェンジして多少はマシになってますが、ワンボディなのと走行性能はいかがなもんかと。

 

その第一世代EV(勝手につけてます)のネガがすごかったのと、

インフラが弱かった、でもって時代がそうでなかった・・というのが敗因です。

 

 

で、その流れを大きく変えたのはもちろん「テスラ」の存在。

 

EV=エコだよ・・と言ってた国産メーカーと違い、

パフォーマンスを武器にPRをしてきました。

そして走行距離も伸ばしてきました。

 

バッテリーの積載量が距離に反映する現状では大きいボディに積むつむというのは、ある意味最適解なわけです。

 

で、ブームが起きていくわけで。

 

でも日本メーカー、微動だにせず。

 

 

 

それから色々ありますが、さらに大きな流れが出る出来事がありました。

 

内燃機関の販売禁止の件。

 

スウェーデン、オランダ、ドイツ、アイルランド、アイスランド・スロベニア・イスラエエルが2030年に内燃機関の販売禁止をする流れになってます。

フランス・スペイン・中国は2040年、スペインは2040年、イギリスとアメリカCARB STATSで2035年、

で、コスタリカで2021年、同様に内燃機関の販売停止。

 

この中のスロベキアのみ、PHEVについては規制してませんが、他の国はアウト。

つまり、ハイブリットカーはアウトってことです。

 

 

CAFE規制の先にあるもの。

それは内燃機関の販売停止です。

 

 

これが事実。

日本は2050年にカーボンニュートラルを目指すと言ってますので、これらには乗ってないといえますね。

 

 

 

これらをザーッと見ただけで、「あ、2030年以降に内燃機販売禁止だからベンツは内燃機の開発やめたんだ」とか、

視野の広い人は気づくはず。

 


とディーゼルはあるけどユニットを絞ってきている点。

そして48Vなどで「電動化」してCAFE規制に対応させる点。

で、EVの普及を加速させる点。

 

逆の意味で2030年までは内燃機関が販売されるという意味でもありますが、方向転換は間違いないわけで。

 

 

フォルクスワーゲンはドイツの内燃機関のラインを他のEU圏に出してEV製造ラインを整えたくらい、力が入ってます。

やっつけでないのがわかりますよね。

 

 

 

で、そこにコロナ襲来。

 

 

ただでさえ右肩下がりに入ったと言われている世界的な自動車業界。

そこにドンと影響を出したわけです。

なぜかメルセデスはスマート(EV化した)以外は現状プラスですが、まぁ、それはいいでしょう。

 

 

 

 

その前提でいくと部品点数少ない・制御同じ・モジュラープラットフォームなEVは利益確保にはすごく活躍するわけで。

 

そしてEVの基本的な自動車の動力性能やバランス、プラットフォームの堅牢さは別の意味でメリットが。

 

 

これらをミックスして考えた場合、

 

・そもそもEV作らな2030年に間に合わん(技術やフィールドテストの蓄積の意味)

・そこまでにじわー・・と転換していかな次の流れに遅れる

・EVは利益率の改善が見込める

・人やサプライヤーも減らせれる

・走行性能は内燃機より自由自在

・とりあえず500km走れるし実用に耐えるよね

・お茶や買い物の30分で80%まで充電できたら一般的には一週間持つよね?

・モーターやバッテリーの性能向上は続くだろうから、今、構成を作り切ったら後は楽よね。

 

 

なーんて感じになるわけです。

そしてEV-RRの有用性もはっきりしてきました。

 

 

 

これについてはFFでやってるメーカーも切り替えてくるように思います。

 

 

 

 

この前提に経てば国産勢が如何に遅れているかがわかりますよね。

 

ええ、そうです。

トヨタご自慢のハイブリットシステムもこのままいくと販売できないエリアが出るわけで。

 

 

水素自動車については金属の水素脆化とそのものの危険性などがありますし、

これらもモーターとバッテリーの性能向上があれば意味をなさなくなります。

あらゆる工程の差が明らかですから。

水素タンクも15年が限度ですし。

 

でもって水素ステーションよりチャージャー設置のほうがハードル低いですからね。

 

 

 

そんな感じでめまぐるしく変わる世界。

 

その中で日本はいうても販売台数が少ないわけです。

なので海外で儲けようとするわけで。

日産のタイ生産が日本に入ってくるのなんてその象徴みたいなもんですよ。

 

なので、日本にEVが輸入されるのはインフラがあるから云々・・みたいなのはちょっとどうかと。

 

そもそも日本市場を輸入車勢が重要視してないのは周知の事実(笑

 

 

インポーターは頑張ってますが、キャパの違いが大きいですから。

 

 

 

そんな感じで、日本に新型EVが続々登場する理由、

これは2030年に向けて各メーカーが動いている証拠・・となります。

 

 

この2030年あたりからの変化を肌で感じてる日本の方は非常に少ないように思います。

まぁ、日本でいる限り、この2030年を意識しなくてもいいとも言えますが(笑

 

10年後より今が楽しけりゃいい・・とか、もう俺引退してるわ・・とかって方も多そうですし。

 

それで面白いのを見たんですよ。

他愛もない投票の結果ですが、2035年にEVがガソリン車にとってかわると思ってない人、8割でした(笑

 

いやはや ガラパゴスと言われる所以ですね。

 

 

 

 

まぁ、そこまで考える必要もないんですけどね。

 

「目の前に出された物を美味しくいただく」

 

周りを見渡してより良いものがあったとしてもそうする。

 

それもまた生き方でしょう。

 

 

 

でも付け焼き刃みたくUX300eのを出してもね。

その後どうすんだ?・・と思うんです。

 

それがHONDA eなら将来性は感じますが。

 

ちなみにEV車のバッテリー再生再利用事業も始まってるみたいです。

 

 

 

 

そんな感じですが、この海外勢のEV化、

いわゆるバッテリー劣化問題がどんなもんかで評価が変わりそうですね。

 

これらがどうなっていくのかにも注目ですね。

 

 

 

さて、どうなることやら

わたしはAKIRAのような世界がきそうでワクワクしてますけどね。

 

自動車でこれが進むと、オートバイの電動化もドンドン進みそうです。

 

 

 

 

ということで、今日はここまで。でわ。

 

 

 

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時節柄、厚労省サイトのリンクを貼っておきます。

新型コロナについてはなによりもここを確認するのが間違いないと思われます。

 

 

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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