自動車

シートベルト、安全基準満たさず出荷だと? 〜自動車メーカー、大丈夫か?〜

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさん こんにちわ。

 

さて、昨夜くらいから「欠陥エアバッグ問題で経営破綻したタカタの事業を引き継いだJSSジャパンが、法令で定められた強度を満たしていないシートベルトを自動車メーカーに出荷していた」ことがわかったとニュースが出てきてます。

 

面白いのは時間の経過と共にネットニュースでも表に出てこなくなり埋もれていってます。

 

これ、結構大きい問題だと思うんですが、そういう扱いになるのは黒い部分があるんだろうなぁ・・と思ったり。

 

 

 

 

さて、この件ですが、タカタの〜・・ということでタカタが目立ちますが、

 

このJSSという会社は中国中国浙江省寧波市にある新興自動車部品メーカー、

「均勝電子」が本体です。

 

 

 

 

 

タカタは2017年に破綻、エアバッグ事業は清算会社に、シートベルト事業は売却されたわけです。

 

このシートベルト事業は米JSS(ジョイソン・セイフティ・システムズ)が2018年に買収。

その2年前の2016年に米JSSは均勝電子に買収されてたわけです。

 

 

この均勝電子、買収がすごいんですよ。

2004年に設立されましたこの会社、

2011年にドイツの電子メーカーPrehを買収、これでグローバル化を加速。

2014年にQUINを買収、これで御三家のグローバルサプライヤーに。

2016年には米国安全部品メーカーKSS、ドイツのTechniSat Digital IT部門を買収。

 

これらの結果、均勝電子は世界自動車安全システム分野で世界市場シェア第2位を占めるに至ってるらしい。

 

 

まぁ、中国の企業ってのは国営ですからお察し。中国協賛当ってことですね。

 

急激にシェアを取るのはこういう方法がパターンになってますよね。

その目的は(ry)

 

 

それはいいとしてこれが本質的な問題点になる可能性があります。

 

で、これだけグローバルサプライヤーになっているとすれば、

他の地域でも同様の事例が発生する可能性があります。

 

 

これは正直、各メーカーの品質管理・検査次第とも言えますが。

 

 

 

ただし報道では

・問題はタカタから事業承継する前から発生していた

・旧タカタの時代からデータ改ざんが行われていた疑いもあるという。

 

など、現JSSJでなくタカタ時代から続いてた〜・・とタカタを強調してます。

 

 

 

まぁ、仮にそうだとしてもJSSJの品質管理に問題があるわけで、

そして自動車メーカーも(ry

 

 

 

 

 

時を戻そう

 

 

そんな感じですが、問題になっている内容は「社内の品質検査の際にデータが改ざんされた」とのこと。

 

これは結果的に「強度が規格値より不足しているシートベルトが使われている」ということなんでしょうね。

 

 

 

これらの規格は国内ならJIS規格がありますね。

 

で、「ベルト」の部分、つまりウェビングの強度が問題になってるんだと思いますが、

シートベルト・・といっても取付具や巻取装置やバックルも含むので、

もしかしたら違う部分かもしれません。

・・が、それならその部分となるので、間違いなくウェビングなんでしょうね。

 

 

 

 

で、ウェビングには

 

 

 

<ウエビングの引張強さ >

 

ウエビングの種類 /引張強さ kN 

 

腰ウエビング /26.7以上 

連続ウエビング /  22.3以上 

 

 

<伸び>

 伸び率が,腰ウエビングは20%以下,連続ウエビングは30%以下

&nbs
p;

<エネルギー吸収率 >

 

ウエビングの種類 /エネルギー吸収率 % 

 

腰ウエビング /50以上 

連続ウエビング/55以上 

 

 

 

<劣化性能>  (略)

<耐寒性>  (略)

<耐熱性>  (略)

<耐水性>  (略)

<耐光性>  (略)

<染色堅ろう度>  (略)

<摩擦に対する染色堅ろう度>  (略)

<汗に対する染色竪ろう度>  (略)

 

 

 

こんな感じで規格が決まってます。

 

 

今回の件はこれをクリアできてないものが出荷されていた・・ということですね。

 

 

安全に直結するのは引っ張り強度・伸び・エネルギー吸収率でしょう。

このあたりは全て連動してくるので引っ張り強度だけでいいようにも思ったりしますが、

オチとしてはこれが下回るものがあったということでしょう。

 

 

 

 

 

 

もしタカタ時代から〜・・となればず〜〜〜〜〜〜〜と規格外のものが供給されてたことになりますよね。

 

 

もし、そうだとすれば

 

 

 

自動車メーカーは何をしてたんでしょうね?

 

 

 

サプライヤーの品質保証書等、それに類するものでOKってしてただけですかね?

自社で抜き取りで検査とかはしてなかったということでしょうか?

 

 

昨今の傾向は「何かあればサプライヤーのせい」ってのが結構あるように思います。

 

トヨタの燃料ポンプのリコールなんかも表で言わなくてもそういう雰囲気を感じます。

まぁ、その対応(費用負担)は落ち度の程度次第ですが。

サプライヤーに落ち度がなく、それでOK出したならトヨタが負う責任となりますが。

まぁ、それでもね、協力とか云々(以下自粛

拒否したら違うサプライヤーに(ry

 

 

 

 

まぁ、なんにしても自動車メーカーがそれらを抜き取り検査してないのは明白ですよね。

 

 

これって正直どうなんだ???・・と思います。

 

まぁ、JSSが悪いってのは変わらんわけですが。

 

 

 

最近のリコールなどの傾向をみてたらどうもツケが回ってきてるように思ったり。

 

 

 

 

そんな感じですが、個人的にはタカタ時代から続いてるものでなく、

JSSになってから起きたことで、ロットが限定的で結果、対象は国産車の数%・・であって欲しいと願うばかりです。

 

 

 

 

そうそう、仮に長期間ずーっと結果規格外だったとするなら、それらを評価する検査装置の入力値が間違ってた‥と予想ができます。

その数値をずーっとデフォルトに設定しててそれでしか評価してないから、それで規格内だったとしても実際は結果規格外ばっかりが完成品としてできる・・と。

まぁ、推測ですけどね。

 

 

 

さて、真実はどんなもんか・・

ハイオクの混合出荷並みにふわっと終わっていく話なのか・・

 

 

うん こわいこわい

 

 

 

 

 

 

今日はここまで。でわ。

 

 

 

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時節柄、厚労省サイトのリンクを貼っておきます。

新型コロナについてはなによりもここを確認するのが間違いないと思われます。

 

 

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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