さて、すこーし前にRAV4のムーステストを話題にしましたが、
世のいろんなサイトでもそれについて話題になっており、
色んなコメントが出てましたね。
この動画の件です。
見てわかる通りの結果です。
個人的な感想としてはフロントの1回目の回頭の後、復元が遅くて２回目で一気に荷重変化が起きた結果、
その勢いでリアが大きくブレイクしてる・・て感じです。
まぁ、足が長くて戻りも早いので、姿勢変化がおっきいって感じでしょうね。
これはSUVであり、ある程度悪路走破性が頭にあるからでしょう。
でも世の方の人は結果だけでだめだなんだいうわけです。
で、いろんなコメントを抜粋すると
・こんなことしないから大丈夫
・この試験自体がいいかげん
・こんな試験をクリアできるSUVはない
などなど的外れなのが多く見受けられましたが、まぁ、トヨタが好きな人なんでしょうね。
そのトヨタは
「顧客の安全は我々のトッププライオリティだ。よって開発段階から厳しく安全性を追求しており、すべての国における基準を満たしている。さらに、2016年以降はその基準をアップデートし、RAV4の開発段階においてもISO3888-2、そして”Teknikens Varld ”エルクテストをパスしている」
・・みたいなことを言ってます。
はい、基準ありますよねw
で、これはあくまでも「その基準」であるわけです。
でも結果は見ての通り。
それがいいとかわるいとかでなくそういう特性という理解をする必要があるってことですね。
たとえば・・
こんな感じで曲がる気がない車でもクロカンはすごいわけで。
単純に書くと
・クロカン強い＝平坦弱い
・平坦強い＝クロカン弱い
こんな感じです。
乗用車全般に言えます。
この車なんかは平坦用のサスペンションです。
でもそれにストローク量が加わると、こうなってしまう・・てことですね。
ええ、クロカンなんて無理ですよ。
リアサスの構造上、接地性わるいので。
そんな感じで、それぞれの用途に合わせた車が万能なわけはない・・てことですよ。
高い車やSUVがマルチでないってことですね。
極論でいうとベントレーベンテイガやポルシェカイエンターボなどのお高級SUVが
クロカン得意か？・・となるとジムニーに負けますよ。
でも高速域での安定性などはジムニーよかはるかにいいですよ。
そんなお高級SUVでも高速域での操舵性能はCクラスより劣ります。
でも狭い駐車場では軽自動車が強いですわな。
そんな感じですが、まぁ当然ですわな。
なので、ムーステストでの挙動がいまいちな車は
・そうならない速度域で走る
・そうなったら一発だけで回避する
・はらくくって回避しない
などを、あらかじめ理解しておくことが大事ってことです。
クラッシュ試験やムーステストは、
・その車の得手不得手を理解する。
・万能でないのを理解する。
そういうのを理解するためにあると思うべきです。
なんかね、人生いろいろ見てて拝金主義も当然理解してますけどね、
飾っておくならいいんですが、命をのせているもので高いから大丈夫・・とかは無いんですよ。
そういう勘違い事故ってのも多くみますけど、
某メーカーの顔面威圧系ミニバンとかも勘違いして飛ばしてる人いますやん？
あーいうのも本質的に違うよなぁ・・と思うんです。
しかもそれに５名とか６名とか乗ってたら集団自(ry)希望者かな？・・と。
飛行機の一般席もファーストクラスもね、落ちたらあれでしょ？
金額とか見栄で自動車の挙動はその性能以上にはならんのです。
そういう人にはこの車がおすすめ。
平坦に強いSUV ですねw
そんな感じで適当に書きましたが、早い話これらの行く先は「安全性」です。
どんな車に乗ってても10tに挟まれたらアウトですわな。
でもそれらの環境に陥らないためには状況判断が必要です。
その状況判断に応える車ってのは、
応えれる環境や速度域があるんです。
その得手不得手を理解した上で車を選定し、安全に回避できる前提をイメージするのは大事なことだと思います。
SUVだから走破性がいいんだ＝よく曲がる・・ではないってことですね。
あと、荷重移動を駆使してサスの動きを利用して・・でも限界がありますわな。
SUVの場合、それが原因で横転もありえます。
重心ですね。
そうそう、車高が高い車に人がたくさん乗れば、重心はそれだけ高くなると思った方がいいです。
いうまでもないと思いますが。
そういうのをみんなが理解できれば高速のキープライト族（ミニバン＆SUV）なんていなくなるんでしょうねぇ・・（ﾄｵｲﾒ
あ、あとプリウスも。
そうそう、先日常磐道でこんな表示が。
「キープレフト！右車線は追い越し専用」
だいたいこんな感じの表示でした。
もっとどんどんやればいいのに。
でもテレビではキープライト族よりそこまでひどく無い車間距離のを検挙してるのを話題にするんですよ。
アホかと。
ということで今日はここまで。
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